ゾンビ状態

俺が今働いてる会社には、
製造部と運送部がある。

業種の傾向だと思うけど、志が低く、
夢や理想の未来がない人ばかり。

中には、ただ死んでないだけの、
いわゆるゾンビ状態の人もいる。

 

30代半ばにもなって、
彼女できたこともないし、
ひたすらゲームやアニメやギャンブルに、
時間とお金を費やし続けるダメ人間。

ただひたすらボーッとして何もしない、
誰とも喋らない休日を過ごし、
休み明けに出勤すると、
うまく声が出ない人までいる。

ここまでくると、もはや人間として、
脳が欠損してるとしか思えない。

キツイ言い方だけど、
そんな人が現実にいる。

 

何でそうなったのか、
理由はそれぞれ違うんだろう。

でも総じて共通する点は、
自分の気持ちを押し殺し続け、
諦め続けてきたこと。

青春することなく生き続けてきた結果、
ゾンビ人間ができあがってしまった。

それが俺なりの答え。

 

鬱とは、また違う状態。

鬱は、ひどい目にあったり、疲れ果てたり、
頑張り過ぎた結果、陥ってしまう病。

ある意味、人間らしい。

でもゾンビ状態は、人間らしさに欠け、
プラスも少なければ、マイナスも少ない、
ほとんど何の変化もない毎日を送る人。

安心と安定を求め続け、
挑戦や努力を避け続け、
何もかも他人や世間のせいにし続けた人が、
辿り着く末路。

 

わずかな人としか関わらない孤独。

それによって頭がおかしくなったり、
犯罪に走る人もいる。

こんなに悲しいことはないよ。

 

挑戦や努力をして、新しい経験や、
人との繋がりを積み重ねていけば、
ゾンビ状態になることはない。

ゾンビ状態にならない最大の予防策は、
青春すること。

多分、青春の反対語が、ゾンビ状態。

考えることも行動することも忘れ、
孤独の中で他人からも忘れ去られる。

そんな末路なんて、本当は誰も望まない。

今ゾンビ状態の人だって、
望んでそうなったわけじゃない。

気づいたらそうなってただけ。

別に本人が悪いわけじゃない。

ただ、知らなかっただけ。

 

だから、青春しよう、ね。

今からでも、遅くないよ。

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