思わぬことが収益に繋がった経験【最初からお金を稼ごうとしない方がいい?】
俺はフリーランスとして独立するために、収益を増やすことをかなり重視してきたけど、もしかしたらその考え自体がズレてるのかもしれない。
今まで色んな活動をしてきて思ったんだけど、お金を介することで失うものは意外と多いことに気づいた。
逆にお金を稼ぐことを全く考えずにやってきたことは、意外と得られるものが多いし、場合によっては結果的にお金を稼げることもあった。
例えば金魚屋のロケ撮影は、YouTubeの数字を伸ばしたり、自分たちが楽しむために始めたことだったけど、それにより金魚屋の宣伝になって集客力が高まった。
別に狙ったことではなかったけど、結果的に自分が金魚屋で金魚や飼育用品を買う時に、割引してもらえたり、無料で金魚をもらえるようになった。
それは収益ではないけど、本来減るはずのお金が減らないという視点で見ると、ある意味収益と言える。
これをもし、最初にお金を取ってやっていたとしたら?
まず撮影を断られるか、お金をもらえたとしても、今みたいな良好な関係は築けなかったと思う。
ホームページ制作も、元々は自分のサイトを作って運営していった結果、自然に高まったスキルだけど、それを求めてくれるクライアントから、報酬をいただいて制作する仕事を受注できるようにもなった。
それも、ホームページ制作の仕事を始めようとしてやったことじゃなかった。
こんな風に、あまり収益ばかりを重視しすぎずに、「お金は後からついてくるかも」くらいの気持ちで色々やってみた方が、良い結果になりそうな気がしてきたよ。
お金とビジネス臭は人を遠ざける【大切なのは理由と価値提供】
俺はとにかく「青春することを最優先にして生きていきたい」と思ってるんだけど、そこでもお金を絡ませるかどうかで、青春度が大きく変わる。
俺の理想の青春であるウォーターボーイズたちは、純粋な気持ちでシンクロ公演を実現させるために色々頑張るんだけど、もしシンクロ公演を実現させたい理由が、集客してお金を稼ぐためだったら?
周りの反応も評価も、全然違ってたはずだよね。
もしそうだったら、成功してなかったかも。
現実的な例え話だと、俺は金魚や金魚の自家繁殖が大好きだから、沢山の稚魚を育成してるんだけど、これが販売目的の繁殖だったら、かなりビジネス寄りの活動になってしまう。
何事も、ビジネス臭が漂ってるものに対して人は自然と拒否反応を示すから、ビジネスっぽい活動はあんまり印象が良くないんだよね。
YouTube動画は人柄や好き嫌いによって、数字も視聴者の気持ちも変わるので、同じことをしていても「なぜそれをしているか」という理由によって、見方や印象が変わる。
更にその理由を深掘りしていくと、結局お金を稼いだところで、収益を得た本人は良い思いをするんだけど、周りの人にとっては特に何もメリットがないのもある。
そこは「価値の等価交換ができているかどうか」という観点にもなるんだけど、相手から見て「こっちが与えた価値より、もらった価値の方が大きくて得をした!」って思ってもらえることが大切。
だからこそ、金魚の無料配布の価値は、それなりに高かったんだと思う。
お金を稼ぐことより青春することを最優先にして生きていく
その反面、お金をもらわずに何もかも請け負うのも違う。
例えばホームページを無料で制作する場合、「タダで作れてラッキー!」って思うだけの人もいる。
その場合は、作った自分が消耗するだけなので、相手をきちんと見極めることも大事。
信頼関係を築けている相手なら、お金をもらわずに何かしてあげてもいいと思うけど、全く知らない赤の他人なら、まずやめといた方がいい。
自分の時間も凄く大切だから、一方的に与えすぎるのはよっぽど好きな相手か、信用できる相手だけにしよう。
特に俺は、お金そのものが欲しいわけではなく、生活費を自力で稼ぐことで自由な時間が欲しいと思っているので、そもそもお金を稼ぐことを最優先にするのは間違ってる。
今みたいに会社で働きながらでも、本当に価値のある活動や作品作りができるなら、それでもいい。
ただお金を稼ぐことばかり頑張っていたら、クリエイターではなくビジネスマンになり下がってしまうからね。
でもお金を稼ぐことや収益を高める努力も凄く大切だから、難しいね。
内容や相手によって、自分なりに正解を決めていくしかない。
そんな感じで、お金をもらうとしてももらわないとしても、きちんと深く考えて決めた方がいいね。
まずは自分が楽しみつつ、周りにも感謝させることを最優先にして、お金を稼ぐことより青春することを大切に生きていくよ!