薄れ忘れゆく記憶

記憶

どんなに楽しいことでも、
嬉しいことでも、悲しいことでも、
時間の経過と共に、それらの記憶は、
薄れたり忘れたりする。

個人差はあるけど、人の脳は、
そういう仕組みになってるらしい。

昔テレビで偉い人が言ってたけど、
実際には、人の脳の記憶容量は、
新聞30万年分くらいあるらしい。

それが正しければ、
忘れたと思っている記憶も、
実は脳のどこかに残っている。

それでも、思い出せないのは、
そうでなければ、
人は生きていけないからかも。

 

思い出せなくなるのは、
思い出さなくなるから。

俺は今でもたまに、
口ずさむフレーズがある。

とーきめきはー、
とめどなーくあーふれだーす。

確か、10年くらい前のYUKIさんの曲。

定期的に無意識に口ずさんでるから、
ここのフレーズとメロディーだけ、
ずっと覚えてるんだけど。

肝心の曲名と、他の部分は忘れてる。

定期的に思い出したり、してることは、
忘れずにいられるみたい。

その逆で、思い出さないことは、
どんどん忘れていく。

でも記憶のどこかには、
ちゃんと残っていて。

覚えてる誰かが話したりとか、
昔の写真や記録などを見て、
思い出せるんだと思う。

完全に思い出すことができずに、
記憶や気持ちが薄れていても、
確かに残っている。

多分、死ぬか病気になるまで。

 

記憶

 

残りの人生、何十年の間に、
どれだけの記憶を積み重ねていくだろう。

良いことも、悪いことも、
未来は何が起こるか分からない。

過去の出来事も、いつの間にか、
まるで他人事みたいになってる。

それは別にいいと思う。

人も含めて全てのものは、
時間と共に変わり続けるから。

 

でも、未来を他人事にしてはいけない。

理想の未来を創っていこう。

それが、青春するってこと。

理想の未来を実現させれば、
今までの出来事全てを正解にできる。

それだけは、忘れないで。

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