愛と傷
人は、親密度が低い人には、
表面上を取り繕ったりする。
逆に、親密度が高い人には、
感情的になりやすい。
それは、親密度が高い人には、
心を許し、心を開いていて、
素直な自分をさらけ出しているから。
それは場合によっては、
良いことにも悪いことになる。
素直な自分をさらけ出して、
感情をそのまま相手に伝えることは、
時に相手を傷つけることになる。
本当は言っちゃいけないことって、
頭では分かってるつもりでも、
自然と言葉にしてしまう。
そして行動面でも、
相手よりも自分を優先させてしまう。
大切で、愛してるがゆえに、
相手を傷つけてしまうなんて、
とても悲しいこと。
後になって後悔しても、遅いんだ。
一度発した言葉や、した行動は、
許してもらったり、忘れることはあっても、
消えることはないから。
愛してる人に拒まれるたり、
望む大きさの愛をもらえないことで、
愛が憎しみに変わる時もある。
愛してる相手に対しては、
より沢山の、より多くのものを求める。
構って欲しいから、
傷つけてしまう時もある。
他の人がしても許せることでも、
愛する人がすると許せないこともある。
誰かを愛するということは、
その相手を傷つけてしまうこと。
しかしそもそも、
本当に誰かを愛することは、
言葉で言うのは簡単だけど、
実はとても難しい。
例え恋人や家族でも。
愛するということは、
自分より相手のことを想うこと。
好きと愛の違いは、そこにある。
好きは、自分が相手を求めること。
愛することは、
自分自身はどんな犠牲を払ってでも、
相手を幸せにし、満たすこと。
よって、自己中でわがままな人は、
誰かを愛することはできない。
誰かを愛することさえ難しいのに、
愛したとしても傷つけてしまうなんて、
人間は、悲しい生き物でもあるんだね。