エゴを貫いて独立した人にしか分からない真価

独立してから4ヶ月と少々経過。

色んなことをしてきたけど、自由な時間を多く過ごす中で、自分の本当の気持ちがよく分かるようになった。

そしてもう二度と会社勤めしたくないくらい、充実した日々を過ごしている。

思えば、会社勤めに対しては許せないことが沢山あった。

でもそうしなきゃいけないのは、自分でお金を稼ぐ力がなかったのもあるけど、社会がそういう仕組みになっているのもある。

だから多くの人は学校に通った後、就職をして会社で働くようになる。

それが良いとか悪いとかはないし、どうでも良いこと。

ただ、俺には絶対的に合わないってだけ。

会社勤めをしていた頃は、そこまで本気で独立したいと思ってなかったのかもしれない。

本気で独立したいなら、やるべきこともやるべきではないことも沢山あった。

でもそれはそれで、とても人間らしかったとも思う。

俺もあなたも人間だから感情に振り回されるし、間違ったことをする時もある。

でも会社勤めは、そんな人間らしく生きることを度々否定してくる。

なぜ、一緒にいたくない人と一緒にいなければならないのか。

なぜ、したくないことをしなければいけないのか。

それは生きる為にお金が必要だからで、生きる為にお金が不要だったり、生きる為に必要なお金を確保できていれば、会社勤めする必要はない。

もし働かなくても自動的に毎月100万円を手にすることができれば、ほとんどの人は会社勤めをしないだろう。

でも働くこと自体はとても素晴らしいこと。

自らの思考や経験を積み重ね、適性や才能を活かして社会や人々に貢献することは素晴らしい。

なぜ素晴らしいかというと、自分自身と他者と世界の全てにとってメリットがあるからだ。

その為に若い頃に学校に通ったり、遊んだりしながら様々なことを学習するといっても過言ではない。

そしてそれらについて本気で考え、実行している経営者は非常に少ない。

そこに働くことの素晴らしさと、会社勤めの最悪っぷりに対する矛盾やジレンマが発生している。

「お金を稼がなければいけない、できればより多く」という思考が、多くの人を不幸にしていると思う。

この呪縛から自らを解き放つ為には、働くことの素晴らしさを実現しつつ、会社勤めの最悪っぷりを解消する必要がある。

その方法は、自分がやりたくて適性や才能がある仕事を、会社勤めせずに実現させること。

言うのは簡単だね。

でもまずはここが第一ハードルでもあり、鬼門でもある。

自分が何をしたいのか、自分にはどんな適性や才能があるのか。

それは誰も教えてくれないし、自分で見つけるしかない。

答えがどこかに書いてあるわけでもないので、何が答えなのかを決めるのも自分自身。

これは正解が用意された上でテストを受けてきた人たちにとって、とても難しい工程だ。

それに適性や才能があるかどうかは、その分野に多くの時間と労力を費やしてみないと分からない。

経験を積み重ねることで実力は高まっていくし、環境によって評価も変わる。

例えばあなたがサッカーをしているとして、部員が13人しかいない学校なら、レギュラーになることはたやすい。

しかし部員が50人もいるとなると、自己評価も他者評価も厳しくなり、レギュラーになれる可能性は低くなる。

それによって、やりたい度も変わるだろう。

だからこそ、自分が何をしたいのか、どんな適性や才能があるかを見極めるのは難しい。

そして見つかったとしても、それを実行すれば会社勤めをせずに生きていく為に必要なお金を稼げるわけでもない。

第二のハードルは需要と競争。

あなたがもし、自分がやりたいことで、適性や才能もある仕事を見極めることに成功したとしよう。

しかしそれは世の中に求められているものだろうか?

もしくは、求められている水準に達しているだろうか?

供給過多な現代では、あらゆるものが溢れて余っていて、捨てられたり見つけてもらえなかったりする。

つまり、お腹いっぱいの人は食べ物を欲しがらないし、何を食べようか考えることもしないのと同じ。

お腹が空いてる人には、見つけてもらい、選んでもらう必要がある。

これが第二のハードルである、需要と競争の基本。

では見事見つけてもらい、選んでもらったとしよう。

そうすればハッピーエンドか?

残念ながら次は第三のハードル、収益額と安定度という難関が待ち構えている。

自分がやりたいことで適性や才能があり、需要があり、見つけてもらえて選んでもらえたとしても、月収3000円では生きていけない。

仮に月収30万円を稼げたとしても、それが今月限りで、前後3ヶ月が月収3千円では厳しい。

中長期的な収益を見越して動かなければいけないし、時代の流れが高速で移り変わる現代においては特に、需要が多く存在する分野は競争も激しくなる。

そんな中、生きていく為に必要な収益を自力で稼ぎ続けることは難しい。

ここまで読んでくれたあなたには分かるだろう。

会社勤めは最悪だけど、自分を守ってくれていることを。

会社勤めをせずに自力で生きていく難易度が100だとするなら、会社勤めをして生きていく難易度は5以下だ。

会社に言われた通りに働いていれば、生きていく為に必要なお金が毎月入ってくる。

内容はどうあれ、生きていく為に必要なお金が自動的に支給される仕組みは、生存し続けることに対しては最高の仕組みだ。

だからみんな会社勤めを選ぶし、正社員になりたがる。

何も間違いじゃない。間違いじゃないけど、俺にとっては最悪だ。

なぜそう思うのか。

それは実際に独立してみないと分からなかった。

結論から言うと、独立することで十代の学生時代のような、刺激や熱さを得ることができた。

個人事業主として独立すると、仕事の内容や費やすコストを自由に決められる。

この場合でも、生きる為に必要なお金を稼がなければいけないので、お客さんと関係を築くことも多い。

でもこれは俺から言わしてみれば、本当の意味で独立してるとは言えない。

会社がお客さんに代わっただけで、実質的に仕事内容や報酬の決定権を握っているのはお客さんだから。

つまり真の独立とは、自分がやりたいことを自由に実行して、生きる為に必要なお金を稼ぎ続けること。

それは多くの人にとって、目指したい夢になる。

自らの理想を実現させる唯一の方法。

とてもキラキラしているように見えるが、とても残酷でもあり、多くのものを捨てなければいけない。

挫折や敗北はもちろん、絶望することも多い。

なぜなら夢を叶えたいのなら、大きすぎる壁に立ち向かい、諦めずに挑み続ければいけないから。

諦めた方が良い理由ならいくらでも見つかるけど、続ける理由はそんなにない。

なぜなら続ける理由はエゴ(自我やアイデンティティ)であり、言い換えれば気持ち以外の何でもない。

やりたい 叶えたい 辿り着きたい 手に入れたい

そんなエゴが原動力であり、このエゴは歳をとればとるほど弱くなっていきがち。

しかし独立するということは、生きる為に必要なお金が安定供給される会社勤めとは真逆の生き方であり、だからこそこのエゴを呼び起こす。

結果、本当の自分の気持ちを知り、本当の自分でいられる。

これが独立の真価。

更に第四のハードルを提示しよう。

自分がやりたいことかつ適性や才能があることをして、見つけてもらい競争に勝ち、生きる為に必要なお金を安定して稼げたとする。

そこで終わりじゃない。

想像してみれば分かるだろう。つまんないんだよ。

生きる為に必要なお金を稼ぐ必要があるけど、そこを保証されたらつまらない。

そもそも独立したい人は、お金を稼ぐことよりも人生を充実させたり、何かに強い情熱を注いだり、自由に好きなことを楽しみたいと強く思う者。

言い換えれば戦い続け、挑み続けたい生き物。

つまり第四のハードルとは、エゴを進化し続けること。

夢が叶うとエゴは弱くなる。

正確には求める力が弱くなる。

満足はエゴを殺す。

しかしありがたいことに、人間は感情的な生き物であり、欲望は尽きない。

次はこれがやりたい これが欲しい

大きな壁に立ち向かい続け、乗り越えてきたからこそ生まれるエゴがある。

戦い続けることでしか味わえない楽しさや喜びがある。

大人になってもそんな風に思える人は、独立に向いてる。夢を叶える才能があるからだ。

大げさに言うと、神に選ばれし者。

そして幸運なことに、俺もそんな神に選ばれし者の一人だ。

最後に俺のエゴについて発表しておこう。

俺は誰かに指示されたり縛られるのが大嫌い。

自由に好きなことを楽しみながら、世界に希望と感動を巻き起こしたい。

それは世界一のクリエイターになるということ。

この夢を叶える為に生きて死んでいく。

さぁ、あなたのエゴは何だ?

答えはあなたにしか分からない。

自分の心の声に耳を傾けてみて。

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