理想の毎日

こんな有名な話がある。

とある男性が、毎日家の近くの湖で、
魚釣りをする日々を過ごしていた。

とてもよく釣れる湖だけど、男性は、
その日食べる分だけ釣れたら、
帰宅して、のんびり過ごしていた。

そこへとあるビジネスマンが訪れて、
男性に話かけた。

 

こんなに魚がよく釣れるなら、
もっと沢山釣って、市場で売ればいいのに。
ビジネスマンは、そうアドバイスした。

男性は、なぜ?と、問い返した。

そうすれば、儲かるから。
ビジネスマンは、迷うことなく答えた。

儲かったら、どうする?
と、男性は再び問い返す。

そしたら、大きな漁獲船を買って、
更に沢山の魚を釣って、
売って、もっと儲ける。
ビジネスマンは、さも当たり前かのように、
返答をした。

その後は?
男性は、問い返しをやめない。

富を得た後は、
のんびり悠々自適な毎日を過ごせる。
ビジネスマンは、少し考えた後、
そう答えた。

それ、今やってるよ。
それが、男性の答えだった。

ビジネスマンは、返答をできなかった。

 

この話のように、実は今現在が既に、
理想の毎日という場合がある。

当たり前過ぎて、気づけない理想の毎日。

毎日ご飯が食べれて、住む家がある。
着る物に困らず、仕事がある。
誰かと話すことができる。
目が見えて、音が聞こえる。

そんな当たり前のことも、
本当は、とてもありがたいこと。

 

俺が最初に起業を志した理由は、
お金を沢山稼ぎたかったのと、
自分が好きな仕事をしたかったから。

起業を志す理由としては、
ありふれた内容かもしれない。

自分の気持ちを最優先させた答え。

でも起業準備を進めて行くうちに、
もっと世界をより良くしてこうとか、
青春したくてもできてない人達に、
青春してもらいたいとか、
周りのことも考えられるようになった。

 

でも実際は、今の自分の毎日は、
すでに理想の毎日のような気もしてる。

大好きで、愛し合えてる彼女がいて、
仲良しな友達と一緒にいられて、
人間関係が良好で、アットホームな職場で、
管理者として仕事をさせてもらっている。

趣味としては、ダンスやフットサルを、
楽しみながらやっている。

街コンリーダーのバイトでも、
男女問わず、色んな人達との出会いがある。

睡眠時間は、毎日3~4時間しかないけど。

33歳になった今でも、
青春の日々を送れている。

だから、もうこのままでいいかなって、
ふと思う時もある。

夢なんて追わず、リスクを背負わず、
楽しく幸せな毎日を、
このまま過ごしていけたら、
それでいいのかもしれない。

いつの間にか、理想の未来に、
辿り着いていたのかもしれない。

こんな風に、本当の幸せは、
凄く近くにあるのかもしれない。

 

あなたも、自分の近くを、
ちゃんと見てみてね。

実はもうとっくに、
理想の未来に辿り着ているかも。

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