本当に大切なものを失った時、
人は死ぬ気で頑張れたり、
死んだ方がマシって思うくらい、
辛い気持ちになったりする。
人間らしい人生を送っていれば、
必ずそういう経験をする。
大切なものを、
大切なまま持ち続けることは、
とても難しいから。
傷つけたこと、傷つけられたこと、
いっぱいあると思う。
覚えていること、忘れたこと、
いっぱいあると思う。
人生は、それらの繰り返しでもあり、
避けて通れないことは、
良くも悪くも沢山ある。
近くにい過ぎたり、
あるのが当たり前に思えて、
本当に大切なものを見失う。
実際に失った時になって、
やっと、その大切さに気付く。
後悔しても遅い時もあって、
取り返しがつかなくなって、
心は行き場を失くしてしまう。
そんな悲しい思い、
誰にもさせたくないよ。
でも人は、感謝の気持ちをすぐ忘れて、
失った悲しみも、いつか忘れる。
同じ過ちを繰り返す、愚かな生き物。
だからと言って、自分勝手に、
好き放題に生きていいわけじゃない。
世界は、誰かが死んで、
誰かが生まれることの繰り返し。
あなたが無駄にした今日は、
昨日死んだ誰かが、
死ぬほど生きたかった明日なんだ。
大切な何かを守る為に、
他の大切な何かを犠牲にしたり、
大きな代償を払う時もある。
悩み迷い、選べない時もある。
どちらも正解の時もあれば、
どちらも不正解の場合もある。
そんなわけわかんない状況は、
自分で答えを見つけられなくて、
どうしても逃げたくなる。
でも最終的には、何かを選ぶしかない。
どれだけ先延ばしにしたって、いつかは、
自分なりの答えを出さなきゃいけない。
どんなに辛くても、悲しくても。
ただ、1つだけ確かなことは、
皆、いつかは必ず死ぬということ。
いつか自分は、この世界から消える。
残された時間は、こうしてる間にも、
少しずつ減っている。
それを忘れないで。
どうか、あなたは、本当に大切なものを、
見失うことなく、選べますように。