【金魚の卵の取り扱い説明書】2022年初の自家繁殖に成功!その経緯と現状

遂に我が家の金魚が自家繁殖してくれたので、その経緯と現状について書き記しておく。

金魚の自家繁殖に挑戦したい人や、未来の自分への備忘録として、少しは役に立てるように。

 

まず繁殖に成功したのは五色ハーフムーンを中心にした東錦系。

五色ハーフムーンは同じお店で2匹同時に購入し、1匹はメス確定だったけど、もう1匹は多分メスだと思っていた。

実際お店の人もそう言ってたけど、嬉しいことにオスとメスのペアをお迎えしていた結果になった。

 

その約1ヶ月後に繁殖水槽を立ち上げ、もう5月だったので水温は20℃以上になる日もあったけど、朝晩の寒暖差が大きかったので、ヒーターを入れて20℃に設定した。

エサは冷凍赤虫を中心にして、1日2〜3回与えた。

水が汚れやすいので、水換えは2日〜3日に1回のペースで大変だったよ。

 

それでも繁殖の気配がなかったので、マジックリーフを投入したところ、次の日の朝に追尾行動を確認。

2年前に追尾行動を確認した時は、追尾開始から2日後に産卵したので、まだ大丈夫だと思って出かけたら、帰宅後に産卵を確認したので、急いで採卵した。

一応念の為産卵床を敷いておいたので、それなりに卵がついていたけど、水槽の床や壁についた卵も丁寧に採卵した。

出かけてたのは5時間程度だったけど、会社が休みの日なのに産卵直後に採卵できなかったのは少し悔しい。

 

まだ卵や精子が体内に残ってる可能性もあるので、人工授精を試みたけど、東錦1匹が少し精子を出しただけで、メインの五色ハーフムーンは何も出なかった。

つまり完全に自然繁殖してくれたってことだね。

その割には卵が少なく感じたけど、外出中に産卵したので、食べられてしまったのかもしれない。

 

何はともあれ、1回でも自然繁殖してくれたのは大きい。

同じような環境を整備して、気候がそんなに変わらなければ、また1週間〜3週間後には繁殖してくれる可能性は十分ある。

メスの親魚は「本当に産卵したの?」ってぐらい元気に泳いでいるので、あえて隔離はせずにいつも通りの水槽で、みんなと一緒に過ごしている。

 

今回の反省点と改善点は、いくつかある。

まず追尾行動を確認した時の状況によっては、速やかに人工授精に踏み切るのも良いと思った。

さすがにずっと水槽を眺め続けるわけにはいかないけど、なるべく家にいた方が採卵できる卵の数は増えるだろう。

その日は5時間程度の外出だったからまだ良かったけど、会社に出勤する日だったら、採卵できた卵の数はもっと減っていたかもしれないし、タイミングが悪ければ追尾行動を確認することすらできなかったと思う。

 

なので朝早起きして金魚たちの動きを見て、もし追尾行動をしているようなら、速やかに人工授精に踏み切ると良い。

何も出なければまだすぐには産卵しないし、人工授精は受精率も高いのでメリットが大きい。

受精率を高める人口精しょうも買ったので、次の人工授精で使ってみる。

 

ちなみに、まだ繁殖をしていないショートテールオランダ系の水槽も、今回繁殖した東錦系の水槽と全く同じ環境で暮らしているにも関わらず、まだ追尾行動すら確認できていない。

五色ハーフムーンは2匹とも新人で、ショートテールオランダ系もメスは新人なので、条件はほぼ同じはずなのに明暗が分かれている。

 

東錦系はマジックリーフを投入した次の日に産卵したので、マジックリーフの効果は大きいかもしれない。

こちらもある程度ストックしておいた方が良さそうだ。

 

 

採卵した卵は、産卵床ごと白桶に投入。

手で拾い集めた卵は、白桶の床に転がした。

水は浄水器を通した水道水で、弱めのエアレーションをしている。

 

採卵した次の日には、白くなったりカビた卵もあれば、黄色い卵や既に黒いおめめが見える卵もある。

全体的な印象としては、産卵床についた卵は無精卵が多そうで、白かったりカビてる卵が多く、手で取った卵は有精卵が多そう。

卵も少なかったけど、オスの数と精子も少なかったかも。

 

白い卵はまだ様子見だけど、カビた卵は孵化することはないし、カビを蔓延させてしまうので、速やかに除去。

これから孵化する卵の為にも、寝る時間以外は水槽用の照明を当てておく。

 

そしてカビの蔓延や悪い菌の増殖、水質の悪化を防ぐ為にも、毎日カルキを「抜いていない」水道水で半分程度水換え。

カルキによる殺菌効果と換水により、白桶内を良い環境に保つ。

ちなみに水量は、約10リットルね。

孵化した後は稚魚に負担をかけない為に、あまり水換えができないので、孵化する前に水を清潔にしておいた方が良い。

 

卵は水温が高すぎると奇形が生まれやすくなるので、このままヒーターを20℃に設定したまま孵化を待つ。

孵化までの日数は『100÷水温』で計算できるので、約5日後に孵化する予定。

それまではコツコツ地道に、水換えと孵化しない卵の除去を繰り返していく。

しばらくはソワソワした日々が続きそう。

 

とまぁ、現状はそんな感じ。

また動画でも紹介するけど、記念すべき今年初の稚魚たちの誕生を心待ちにしています☆

 

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