自分のお金と時間の使い方を振り返ると、課題や改善点が見えてくる。
常にやることが山積みで進む速度が遅い原因は、金魚とメダカのお世話に多くの時間を割いているから。
これを数値化してみると、かなり恐ろしい結果になった。
2022年7月現在の家計簿によると、鑑賞魚の閑散期である12月〜2月の出費は、見事に0円。
しかし親魚をお迎えしたりメダカの卵を仕入れた3月〜7月の出費額は、何と77,814円だった。
月平均にすると15,563円なので、それなりの金額だ。
ちなみに2020年は、年間46万円も金魚に費やしていたので、完全にやっちまった。
そして時間に関しては、朝夕のエサやりに各30分、水換えや掃除などが1日平均1時間と仮定すると、2時間×30日=60時間になる。
これを時給1000円で計算すると6万円になるので、金魚とメダカに費やしている時間を仕事に回せば、月6万円の収益を得ることができる。
つまり全てお金に換算すると、出費額15,563円と6万円の、合計75,563円分のコストが1ヶ月あたりかかっていることになる。
それに対して金魚とメダカ関連の収益は、現在はYouTubeの広告収入のみで、月平均1万円にも満たない。
それにYouTube動画の制作自体にも時間を使っているので、見方によっては金魚とメダカによる収益とは言えない。
これらの事実から、フリーランスとしての活動において最もネックになっているのは、金魚とメダカの飼育ということが判明した。
数値だけ見ると、緊急事態と言っても過言ではない。
なので飼育スペースが枯渇していることもあり、しばらくの間、金魚屋巡りとネットでの金魚関連の情報閲覧を禁止した。
そうすることで出費額と時間を節約できるけど、我が家の魚を販売したりYouTube動画を公開したところで、これらのコストを回収することはほぼ不可能。
更に販売する為には酸素ボンベのレンタルや梱包作業、お客さんとのやりとりなども発生するので、収益性だけ考えたらやらない方が良い。
どこかの金魚屋さんで引き取ってもらうのが、一番コスパが良い。
これはもう「好きだから良い」の許容レベルを超えており、この状態が続く限り、フリーランスとしての活動や作業はなかなか進まないだろう。
それどころか、プライベートに費やす時間さえ奪われてしまう。
仕事として考えた場合は、間違いなく撤退するべき。
そう思う反面、気持ち的には金魚がいない生活は考えられない。
最低でも60cm水槽2つ分は飼育しなきゃダメ。
それに金魚が少ない状況で他の作業を進めても、心にポッカリ穴が空いた感じになってしまい、それはそれで大問題だ。
先週孵化したばかりの針子たちも300匹以上いて、その子たちの成長もとても楽しみ。
頭で計算して導き出した答えがどれだけ正しくても、やっぱり愛情には勝てないんだね。
しかし魚の販売は大した収益額にならないし、なったとしても他の作業が進まない。
これはフリーランスとして独立していたとしても同じ。
1日は24時間と決まっているし、身体は1つしかないからね。
頭と心が真逆の方向を示すと、解決するのは難しい。
さて、どうしたものかね。
何とか解決策を考えないと。