最近は、自分がやりたくて目指したいものは芸術ということに気づき、芸術について思考を巡らせたり、考える時間が長い。
そこでふと思ったんだけど、芸術的作品を創り出す人をアーティストと呼ぶなら、クリエイターとの違いは何なんだろう?
アーティストとクリエイターには、明らかにイメージが違う点もあれば、かなり共通していたり、曖昧な部分もある。
恐らくそれは、明確なボーダーラインや定義がないからだと思う。
でも気になったので、アーティストとクリエイターの違いについて調べたり考えてみたよ☆
まずはクリエイターから。
俺自身、青春クリエイターという不思議な肩書きを名乗っているけど、実際にしていることや作っているものは、ブログや動画、ホームページ制作にウェブコンサルティングがメイン。
それらに付随する画像制作や発信活動もしている。
クリエイターという言葉は、昔の日本には馴染みがなかったと思う。
なので「クリエイター=ネットやデジタル関連の作品や作業」というイメージが、何となくしっくりくる。
具体的な職種で言うと、プログラマーやデジタル映像を作る人、ソフトやアプリを開発する人だね。
逆にリアルな活動や制作においては、あまりクリエイターと呼ぶにふさわしいものが思い浮かばない。
リアルでもクリエイティブな活動や制作もあるはずなんだけど、それをする人をクリエイターとは呼ばない。
あくまで一般的なイメージだけど、「リアルかネットか」が、アーティストとクリエイターを区別するひとつのボーダーラインかもしれない。
更に、クリエイターは理論的で、アーティストは感性的というイメージもある。
理論は計算や仕組みなどで説明できるけど、感性は感覚や感情で感じるものだから、表現が抽象的になりやすい。
もちろん、技術面では双方ともに理論的にな部分があるし、理論の中にもセンスがあったりするけどね。
リアルとネット、理論と感性。
その視点で見ると、何となく似てるイメージのアーティストとクリエイターは、実は真逆のように思えてくる。
でも曖昧な部分もあって、例えばペンタブレットでデジタルのイラストを描いたとする。
他にも、作曲ソフトを使ってPCで音楽を作る人もいる。
それはアーティストだろうか?それともクリエイターだろうか?
これは答えが分かれそうな内容だよね。
なぜなら、音楽や絵は芸術の代表格なのに対し、制作過程そのものは現代のデジタルテクノロジーだから。
実際に、CG映像を作る人のことを、CGクリエイターと呼ぶ人もいれば、CGアーティストと呼ぶ人もいる。
それは制作物が同じだったとしてもだ。
かの有名なスティーブ・ジョブズも、「我々はアーティストだ」とプレゼンしていた。
でも多くの人たちは、アップル社で働く人たちのことを、アーティスト集団ではなくクリエイター集団だと思っているだろう。
だからこそスティーブ・ジョブズは、そう言い放ったのかもしれない。
つまり、アーティストとクリエイターの違いというか認識は、とても曖昧かつ主観的なものだと言える。
そして純度100%のアーティストやクリエイターもいれば、アーティストとクリエイター、それぞれが何割かずつ合わさっている場合も珍しくない。
先程例に出したデジタルアートやデジタルサウンドも、アーティストとクリエイターの両方の側面を併せ持っている。
ということで結論。
アーティストとクリエイターを区別する必要はそもそもないので、自分が思った方でいいんじゃない?☆
日本人は型にハメたがるけど、どっちでもいいよ。どっちも素晴らしいんだから。