多くの人たちは、自分にとっての理想の未来を想像すると「何か足りない」と思うもの。
これは不思議な矛盾で、想像は自由で制約がないはずなのに不足しているものがあるということは、自分にとっての理想の未来を認識できている人が少ないとも言える。
そして俺自身もそんな多くの人の一人。
独立してひきこもりながら制作を進めたり勉強したいと思っているけど、外界で動いたり話したりもしたい。
友達とお喋りとかじゃなくて、カウンセリングやコンサルティングのように誰かを救ったり協力するような内容が良い。
でもそんな時間があるなら制作や勉強を進めたいとも思う。
毎日同じルーティンじゃなくてもいいけど、平日の5日間ずっと家から出ないのはつまらなそう。
そんな風に独立した後のライフスタイルにそこまで魅力を感じないので、今の暮らしに満足しているのもある。
創りたいものもやりたいことも沢山あるのに、それだけじゃ嫌というのはわがままだと思うけど、それが素直な気持ち。
理想のライフスタイルなんて独立後に考えても遅くないんだけど、過去に2回ほど自由な生活をした時も見つからなかった。
だから多分、制作などがうまくいって独立できたとしても、理想の未来を見つけるのは難しいと思う。
彼女からも「あなたは何をあげても喜ばないから困る」と言われる。
物欲がないと言えばそれまでだけど、正直最近は全てにおいて意欲が低い。
それが日々改善を積み重ねて辿り着いた結果なら、良く言えば平和、悪く言えば堕落なのかもしれない。
それはお腹いっぱいおいしいものを食べて、もう食べもののことはどうでもよくなってる感覚に近い。
どんなライフスタイルでも多少は嫌なことがあるし、完璧な自由なんてどこにもないんだろうね。
あと今やりたいことはハイスペックPCがないとできないことが多いっていうのもある。
無事に確定申告を終わらせてハイスペックPCを買えば、制作が楽しすぎてずっと引きこもって制作作業をするライフスタイルが理想になるかもしれない。
でも単なるクリエイターで終わりたくない気持ちもある。
音楽であれスマホゲームであれ、良い作品を作ってヒットしても多分そこまで嬉しくなくて、それより自分自身が納得できるクオリティに仕上げたい気持ちの方が大きい。
つまり仕事というよりは趣味に近い。
お金と時間の制約を最小限にして、好きなことを楽しむのも素晴らしい人生だと思う。
でもそれだけで人生終わらせたくない。
じゃあ何がしたいのかというと、何となく思い浮かぶのは、世の中の真実を暴きたい気持ち。
陰謀レベルの話じゃなくて、一般的な人々の傾向や心理なんかを踏まえた上で、社会がどうなっているか分析するのも楽しそう。
まぁ知ってどうするんだって話だけど、知ったことを作品を通して伝えるのも良いよね。
もしかしたら戦国武将みたいに領地と領民をコントロールして、天下を取りに行くみたいなことがしたいのかも。
分かんないけど、こういう時は目の前のやるべきことを地道にこなした方が良さそうなので、のんびり着実に進んでみます。