先日は金魚の人工授精で大失敗した。
というのも、今年の春に既に2回も繁殖してくれたペアがまた追尾し始めたので、出勤前に急いで人工授精を試みたところ、大量の卵を放出したメスとは裏腹に、オスの精子は全く出なかったか、視認できないくらい少量だった。
結果的に、大量の無精卵がカビていくだけの状況になってしまった。
このペアは、1回目の繁殖は完全に自然繁殖で、約80匹の稚魚が誕生した。
2回目も自然繁殖してくれて、その後に人工授精を試みるも、オスとメス両方共何も出なかった。
卵の数も極端に少なかったので、たった5匹しか生まれなかった。
そして3回目は、2回目の繁殖からわずか1週間後。
前回あまり産卵しなかったせいか、サイクルが短いだけでなく、卵も大量だったにもかかわらずこの失態はかなり悔しい。
そして毎日産卵しているメダカの卵も、孵化率が低すぎる。
元々無精卵が多い可能性もあるけど、恐らく多くの卵は孵化する前にカビて死んでしまっている。
つまり、金魚の繁殖もメダカの繁殖も、魚自身は頑張っているのにその後の俺の対応が良くない。
でも金魚の繁殖はまだ10数回しかしてないし、メダカの繁殖も春は初めてなので、この経験を学びにして成長していく。
金魚飼育も最初は沢山死なせてしまったけど、今はみんな健康に平和に暮らしてくれているので、挑戦には失敗はつきものだし、失敗は成功の素だよね。
ということで対策。
まず3回も繁殖してくれたハーフムーン東錦は、そのペアだけでなく他の有望な東錦8匹も繁殖水槽に加えた。
もちろん本命はハーフムーン東錦ペアの繁殖だけど、前回のように卵だけ大量で精子がないと、結局1匹も孵化しないという大変もったいないことになるので、予備として同じ水槽で飼育することにした。
オスなら小さくてもいいし、ハーフムーンにならなくても東錦にはなるから、リスク対策としては申し分ない。
まだ水温はさほど変わっていないので、1〜2週間後の4回目の繁殖に賭ける。
メダカの繁殖については、採卵までは問題ないので、採卵から孵化するまでの対策を施す。
まず、超めんどくさいけど、採卵した卵は一粒ずつバラバラにして水に沈める。
そして孵化してない状況なら、毎日カルキの入った水道水で水換えをして、常に殺菌する。
1匹でも孵化した場合は水換えを一旦やめて、それ以降の採卵は別の容器で行う。
全体的にカビが蔓延した場合は、メチレンによる消毒もする。
とりあえず、今回の対策はこのくらい。
かなり大変だけど、自然繁殖は今しかできないことだから、何とか頑張りまーす!