先日、いつもは行かない場所に行ったついでに、昔よく行っていたゲーセンに立ち寄ってみた。
このブログを書いているのは2022年の1月なんだけど、よく行っていたのは2018年の9月〜2019年の12月くらいなので、2年ぶりの訪問。
コロナ禍になってから行かなくなってたんだね。
中に入って一通り店内を歩いてみると、土曜日のお昼過ぎにも関わらず、客が全然いなかった。
UFOキャッチャーをやってる人は誰もいないし、格闘ゲームみたいなゲーム機に座ってる人も5〜6人くらい。
しかも20〜30年前のレトロゲームが目立ったので、最新式のゲーム機は少なかったと思う。
この辺のゲームは元々やってなかったけど、よくやってたメダルゲームエリアに行くと、更にひどかった。
人数は10人くらいで、俺たちがよく遊んでいたゲーム機の1つは、そもそも電源が入っていない。
多分、プレイする人が少なすぎて稼働してないんだと思う。
節電目的なんだろうけど、もう1つの機種は部分的に節電されていて、「そんなに経営状態がキツイのか?」と思った。
メダルの購入額も上がっていて、前は3000円で1100枚だったのに、今は3000円で900枚になっていた。
コロナ禍により、不特定多数の人が触れる物に対する抵抗感が強くなったし、法律により店内全域が禁煙になったこともあるのだろうか。
考えてみれば、ゲーセンは客足が遠のく理由だらけだ。
それなのにメダルの値上げは、集客に対して逆効果だと思った。
稼働してないのに撤去もしてない巨大ゲーム機を見て、「撤去費用さえも捻出できないんだ」と悟った。
これはコロナ禍のせいだけでなく、時代の流れもある。
今の時代、ゲーセンは淘汰される場所だから。
ショッピングセンター内のゲーセンなら、買い物や散歩ついでに行って遊べるけど、独立店舗のゲーセンはそうはいかない。
そもそも今は、スマホで無料もしくは安価で遊べるので、わざわざ時間と交通費をかけてまでゲーセンに行く気にはなりにくい。
ゲーセンに行かなくても、ネット上で世界中の人たちとチャットできるし、いつでもどこでも遊べるのは本当に便利。
寂しい気もするけど、俺自身も2年以上そのゲーセンに行かなかったから、もうしょうがない。
ちなみに、そのゲーセンのツイッターを見てみると、ほぼ全て食堂の日替わり定食の紹介だった(笑)
しかも、値段は500円と安いものの、ご飯と汁物とおかずが3〜4切れある程度なので、これまたぼったくり。
「余ってしまいました」と、サービス価格で販売されていた豚汁も300円で、全然安くない。
つまり、ゲーセン内に併設されている食堂も、かなりの経営危機っぽい雰囲気が漂っている。
もう38年も生きているから、時代の流行り廃りも経験してきたけど、良いことも悪いことも起きるし、その時々で自分なりの楽しみ方や生き方を変えていった方が良いね。
もうゲーセンでメダルゲームをやることはないかもしれないし、メダル購入額を気にしないくらいお金を稼げるようになったら、またやるかもしれない。
でも個人的には、昔楽しかったことは思い出として大切にして、これから新しい楽しいことを探した方が新鮮だと思う。
何にせよ、メダルゲームやパチンコみたいなギャンブルは、作り手の手のひらで踊らされてる感があるから、あんまり時間を割きたくないジャンルではある。
むしろ自分も作り手側に回り、関わる人たちを楽しませたり喜ばせたりしたいな。
クリエイターとして、そんなことを思いました。