衰退の一途を辿る金魚界
俺は金魚が大好きなんだけど、金魚界は衰退の一途を辿っていて、閉業する金魚屋は増える一方。
幸い、俺が金魚を飼育し始めたこの2年の間は、近場の金魚屋は全然閉業してないけど、どう考えても金魚屋の経営状況は厳しく見える。
そもそも金魚の値段が、とっくに価格崩壊を起こしているので、凄く安いっていうのもある。
かなり立派な金魚でも、5千円以下で買えることが珍しくないからね。
ヤフオクでも、産まれて1ヶ月以内の稚魚は、100匹で1000円~2000円で買えるから、金魚の販売で儲けることはとても難しい。
実際にほとんどの金魚屋の店員は、年金を受給できる高齢者など、比較的年齢層が高いし、店長や家族だけで経営していることがほとんど。
いつも言ってる通り、金魚が好きな人なんて全体の1%もいないから、しょうがないことなんだけどね。
今回は、「そんな金魚界を活性化させたい!」とかいう話ではなく、金魚界の今後について、自分なりの予想を書き綴っていくね。
現状と未来予測
まず、金魚屋というのはどんどん少なくなっていって、生き残った金魚屋は、希少性が価値になっていくと思う。
そして、ネットで販売される機会がどんどん増えていきそうなので、ネット通販をしていない金魚屋は、厳しい状況に陥る可能性が高い。
リアル店舗では、ホームセンターや観賞魚ショップなどの一角に金魚がいる状況が増えそう。
金魚は繁殖が比較的簡単なので、個人の愛好家やブリーダーが趣味で繁殖させた金魚が、個人間で売買される時代になると予想している。
でもやっぱり、夏祭りなどの金魚すくいはなくならないと思う。
それが金魚がいつまでも飼育されてる理由の1つ。
実際に夏祭りでは、普段食べないような物もいまだに売られていて、それなりにお客さんが買っていくからね。
きゅうりとかベビーカステラなんて、普段買わないし。
でも日本は子どもの数も減り続けているので、金魚すくいをしたがる人も減るんだろうな。
そうなると金魚すくい屋も減って、金魚を飼育する人も金魚の流通量も減ってしまう。
ただ、そうなったらそうなったらで金魚の希少性が高まるから、金魚は密かな人気を持ち続けるはず。
どの業種でも大変だったり苦しい時期があるから、もしかしたら今は、金魚屋が耐えるべき時期なのかもしれないね。
今の時代の流れと最悪のパターン
今の自分がそうなんだけど、金魚をコンセプトにしたYouTuberなど、金魚を販売せずに収益を得る人もいる。
これが一番今時っぽいスタイルだけど、ネットは誰でも発信できる分、数字を高めるのが難しい側面もある。
どのジャンルでも、空いてるイスは限られてるからね。
金魚に特化するなら、YouTubeなどを利用して、ネットで多くの人たちに金魚の映像などを配信しつつ、金魚を自家生産したり仕入れして販売するのが一番いいかも。
そもそも金魚は、趣味として飼育する人が大半なので、仕事として関わる人は少ないけどね。
一番最悪なのは、金魚を沢山生産している養魚場がなくなっていくことかな。
そもそも金魚を大量に生産している養魚場がなくなってしまったら、金魚の数自体が激減しちゃうからね。
そしたら卸市場もなくなって、金魚屋が金魚を仕入れることができなくなって、金魚が流通しなくなる。
流通しなくなれば、希少性どころか認知されないレベルになる可能性だってある。
個人的には、金魚YouTuberとして動画を公開していくのはもちろん、金魚の繁殖もどんどんしていって、金魚飼育を楽しみながら生きていきたいんだけどなー。
もしかしたら、それが難しい時代が来るかもしれない。
なので今の内から少しずつ、金魚の魅力をより多くの人たちに伝えて、金魚飼育する人を増やしていけたらいいな。
微力ながら、自分なりにできる限りのことをしていこう。
ということで、これからも金魚YouTubeチャンネル「わくわく金魚らんど」を、よろしくお願いしまーす☆