超絶ブラック企業で働き続けた後悔
前に7年も働いていたブラック企業の給料は、時給換算すると、ボーナスを含めても時給1150円だった。
ちなみにボーナスを省くと時給990円だったので、もう正社員とは言えないレベル。
もちろん退職金もないので、バイト以下の時給で働き続けて、60歳になったらただ去るだけの会社だった。
それにもかかわらず、管理職同然の仕事内容を任され、忙しければ休憩時間も働き、残業が長い時は15時から22時まで休憩なしで働いた。
プライベートでも必要があれば会社から電話がかかってくるし、たまに有給を取っても、電話がかかってこない日は1日もなかった。
更にちょっとしたミスがあれば、帰宅後に会社に呼び戻されるという、超絶ブラック企業に勤め続けたことは、人生最大の後悔かもしれない。
でもそうなってしまった原因は、会社のせいというより、そんな計算すらできなかった自分自身にある。
ストレスが溜まるから、せっかく沢山残業して多くもらった給料も、浪費に使ってしまっていた。
色んな意味で、適切な判断ができてなかったな。
でも人は忙しすぎると冷静な判断力を失うし、同じ会社で働いてる人たちと慣れ合うので、そこまでひどい状況だと思えなかったりする。
年齢的にもどうせ良い会社には入れないと、希望を捨てて諦めてしまうケースも少なくない。
正社員は奴隷扱いされやすい世の中
でもこんな話は、今では珍しくないのかもしれない。
正社員でも、そもそもボーナスなしの会社もあるし、数万円程度のボーナスしか支給されない会社もある。
むしろ正社員だからという理由で、謎のサービス残業が横行してる。
今ではバイトや派遣でも、社会保険や厚生年金に加入させてもらえるので、ちゃんとした会社以外の正社員は、奴隷扱いされることが多いのかもしれない。
だからこそホワイト企業の正社員は会社を辞めないので、ブラック企業から逃げ出した多くの人たちは、お互い入れ替わる形で転職を繰り返す。
その結果、求人募集関連の会社や、転職関連の会社が儲かるという皮肉な状況になる。
要するに、会社に雇ってもらえないとお金を稼げない状態から抜け出さないと、いつまで経っても会社にいいように使われるだけ。
いつまでも長時間労働をさせられるか、短時間労働で貧しい生活を余儀なくされる。
どの道を選んでも大変だけど、希望は残されてる
だからこそ、世の中には自力でお金を稼ぐことを勧めたり、夢を抱くことが素晴らしいという風潮があるけど、それもどうかと思う。
その理由は、99%以上の人は自力でお金を稼ぐより、会社勤めして働いた方がまだマシだから。
個人でお金を稼ぎやすい時代になったとはいえ、それが難しいことに変わりはない。
熱い情熱を抱いて夢を追いかけたところで、そのほとんどは大した成果を出せないまま、遅かれ早かれ挫折する。
だからこそ「儚い」という字は、人の夢と書く。
資本主義は競争社会であり、イス取りゲームでもある。
他者との競争に打ち勝つか、まだ誰も開拓してない場所を切り開くか、どちらにせよ厳しい戦いが待っている。
そう考えると、どの道を選んだとしても大変なんだよね。
それでも、何かしらの道を選ばなきゃ生きていけない。
ムダなお金や時間を使ってる場合じゃないよ。
という感じで、かなりネガティブな内容になったけど、いつでも可能性は残されている。
冷静に判断して、けして諦めずに、充実した毎日や理想の未来を目指していこうね。