孵化した稚魚はたった3匹だけ
我が家の金魚がせっかく数百個の卵を産んでくれたのに、日が経つにつれてどんどん白い綿みたいなものが増えていって、結局3匹しか孵化しなかったから悲しい。
どんだけ悲しいかというと、今年一番悲しい出来事ってくらい悲しい。
ちゃんと孵化してたら、超ハッピーだったのになー。
まさかの産卵だけあって、準備が全然できてなかったし、採卵の仕方も良くなかったから反省。
あの時もっとちゃんと落ち着いて対応してたら、今頃沢山の稚魚たちが産まれてくれてたのかなー。
という感じで、たった3匹だけど一応今年の4期生が誕生。
無理矢理前向きに考えれば、誰も孵化しないという最悪な結果は避けることができて良かった。
しかしたった3匹の稚魚となると、逆に育てるのは大変そう。
エサであるブラインシュリンプを与えるにしても、食べ残しが発生するか、足りなくてお腹が空くかになりそう。
たった3匹でも大切な存在だから、何とか無事に大きく育てたい。
そして産卵すると分かったからには、うまく環境を整えて、もう一度繁殖を成功させたい。
繁殖モードに移行した原因の分析
まだ季節は秋だけど、予定より2ヶ月以上も早く自家繁殖に挑み出した。
視聴者さんの家も、金魚をお迎えした途端に産卵したようなので、この時期は隠れた繁殖シーズンかもしれない。
新しくお迎えした金魚が、今までどんな環境で暮らしていたのかは分からないけど、やっぱり環境の変化が伴うと繁殖しやすいのは間違いなさそう。
今年の春に自家繁殖させた時も、ほとんどの親は新入りだったからね。
そうなると、買ってきてしばらく経ってしまったら、逆に繁殖しにくくなるってことだね。
しかも今回繁殖した金魚は、うちに来て2日後に産卵したから、もしかしたら元々抱卵していた可能性もある。
そんな状況を分析しつつ、可能な限り今回の繁殖を再現したい。
たまたま家にいる時に産卵してくれればいいんだけど、仕事に行ってすぐ産卵されてしまった場合、10時間くらい後にならないと採卵できないから、産卵するタイミングも超重要。
でもタイミングはコントロールしにくいから、とりあえず繁殖モードに移行させる方法を考えてみよう。
繁殖させるためにするべきこと
まず大前提として、新しい金魚が加入すると繁殖しやすいからといって、積極的に新しい金魚を買うことはしない。
ただでさえ金魚を買い過ぎてるし、今までも新しい金魚は何匹も買ってきたけど、繁殖したのは今回のペアだけだったから、繁殖のために新しい金魚をお迎えするのはリスクの方が高い。
もう1つの大前提は、今回産卵してくれたメスの金魚を、繁殖の軸にすること。
この金魚は身体も大きいし、とてもかわいいし産卵したばかりなので、繁殖する可能性とかわいい金魚が産まれる可能性が高いからね。
金魚の産卵周期は2週間~4週間といわれているので、とりあえず2週間はなるべく沢山エサを与えて栄養を摂ってもらう。
水温が低下しやすい時期なので、あげすぎに注意しなきゃいけないけど、そこは様子を見ながら適切な量を判断していく。
一番悩むのは、ヒーターを入れるタイミング。
遅すぎるとまた先に産卵されてしまうし、早すぎると抱卵するタイミングと環境変化のタイミングがズレて、繁殖しにくくなる。
もちろん、ヒーターなしで自然に繁殖してもらうのが一番いいんだけどね。
小さな挑戦として、繁殖させる前は、オスとメスをしばらく違う水槽で飼育するのもいいかも。
ずっと一緒にいると相手の存在に慣れてしまって、繁殖しにくくなるという説もあるので、オスとメスを分けて飼育するのも1つの手だ。
でも今日また大物新人が2匹我が家にやってきたので、少し様子を見てみる。
期待しすぎず悲観しすぎず、まずはじっくり観察してみるか!