亡くなった親友と広がる年齢差
10月といえば、亡くなった親友の命日。
同じ年の同じ月に生まれた彼は、34歳という短い生涯を自ら終えた。
今の俺から見たら2歳も年下だね。
今まで何かしらの理由で離れて会わなくなった人たちが沢山いるけど、ほとんどの人は今もどこかで生きてる。
今何をしてるのか分からないけど、「あの時22歳だったあの人は今は31歳かー」とか思いながら、たまにふと思い出すこともある。
そんな風に、生きていれば自分との年齢差はずっと変わらないけど、同い年以下の人が死んでしまったら年齢差はどんどん広がっていく。
おじいちゃんになってもずっと仲良しでいられると思ってたのに、俺だけ歳を取っていくのも切ないな。
あの世があるかどうかは分からないけど、もしあるなら元気に過ごしてるかな?
小説の中では今でも親友と青春してる
俺が執筆している連載小説「セネクトメア」では、夢で見た内容と自分が考えた内容と実体験を織り交ぜて書き進めている。
今は30話まで公開してるけど、物語の大きな展開のひとつとして、亡くなった親友「貴ちゃん」を生き返らせる内容が含まれている。
俺たちが生きてる現実では、死んだ人間が生き返ることはできないけど、小説の中なら救うことができる。
最終的に生き返るかどうかはまだ決めてないけど、実現不可能なことを物語にして、せめてその中では俺たちが貴ちゃんを助けて生かしてあげたいと思った。
小説の主人公は自分なんだけど、周りの友達も含めて一緒に高校生活を送っている。
それもある意味理想の世界で、そんな青春を過ごせたら良かったと思ったから、高校生という設定にした。
もう二度と会えない親友と一緒に青春したいという想いが、小説の基盤になってる。
だからこそ小説を書く時には大きな情熱を注いでるし、普通の小説より断然面白い自信がある。
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失った命は二度と戻らない
親友が亡くなった原因は、おそらく経済苦による自殺。
俺も実際、今は借金生活中の極貧状態だから、少しは気持ちが分かる。
お金がなくて借金が膨らむ一方で、未来に絶望しかないのは辛すぎるよね。
貴ちゃんは、ひとりで考え込んで抱え込むタイプだった。
だからあんまり周りに相談しないし、迷惑をかけたくないから頼ることもあまりしなかった。
俺は、仲の良い友達から相談されたり頼られたら全力で助けたいと思うけど、気づいてあげることすらできなかった。
生きてれば何とかなることは沢山あるけど、死んでしまったら何もかも終わり。
借金を返す方法は沢山あるけど、失ってしまった命は二度と戻らない。
そんなことは貴ちゃんも分かってたはずだけど、正常な判断ができないくらい精神的に追い詰められてたんだろうね。
まさかこんなことになるとは誰も思ってなかったから、何もしてあげられなかった。
この後悔は、一生続くことになりそう。
自殺防止策は希望と救いを与えること
今でも自殺者は、日本だけでも年間数万人もいる。
しかも30代以下の最も高い死亡原因が自殺。
死んでしまったわけではなく、自ら死を選ぶなんて悲しすぎるよ。
そんな悲劇と悲しみと苦しみは、今もこの世界に渦巻いている。
自殺までいかなくても、鬱になったり精神的に苦しい状況の人たちが沢山いる。
この状況は何とかしないといけないんだけど、もうずっと改善されないまま時が流れている。
だから辛い時は、遠慮なく誰かに相談したり、病院に行ったりしてね。
解決策も希望も必ずあるから。
俺は俺なりに青春するキッカケや環境を提供したり、希望や救いを与えるために活動していくよ。
自分自身が好きなことでもあるけど、結果的に誰かを救えたら嬉しい。
そんな風にひとりひとりができることは沢山ある。
一生の後悔を背負わないためにも、優しさと思いやりを持って人と接して、希望と救いを与え続けようね。