この厳しくて残酷な世界から目を逸らしたくて、それでも希望を消したくなくて、自分を失わないように、自分を取り戻すために、制作活動をしてるのはある。
独立するまでは、自分のことばかり考えていたのかもしれない。
それはよくある「手段と目的のすり替わり」で、夢を叶えるための独立という手段を、いつの間にか目的化してしまっていた。
本当に独立が目的なら、独立して夢が叶ったことになるけど、全然そんな気はしなかった。
クライアントワークを切り捨て、就活をして、少しずつ着実に理想の未来に近づいている。
そんなはずなのに、理想の自分からは少しずつ離れている気もする。
独立してから、自分の無力さを思い知った。
勘違いも沢山していたことに気づいた。
現代の世の中や人間の真理は奥深くて、いつまでも果てがない。
尊敬している人はどんどん進んで行くのに、自分は現状を把握するので手いっぱい。
闇は明けてもまた必ずやってくるし、またいつかは明ける。人生とはそういうもの。
俺は世の中にまだないものを作ることが楽しい。
そしてLeapRiumの経営理念でもあり、真の目的である『クリエイティブに希望と感動を巻き起こし、未来に繋げる』という信念は、この先も変わることはないだろう。
もう制作活動でお金を稼ぐことはどうでもいい。結果的にそうなれば良いと思う。
ただ、ちゃんと作りたいものを作りたい。
自分を磨き上げ、その自分の中にある思想を表現していく。
今日はそんなことを思った。
独立して間もなく8ヶ月になるし、間もなく会社勤めが始まる。
独立する前と今では、あらゆる面で全然違うことだらけだから、順調に進めている証。
あの頃の自分は、こんな未来を想像できていなかった。