デジタルコンテンツ制作を進めたり、最新の情報やテクノロジーを知ると、現実世界よりも仮想空間の方が素晴らしく思えてくる。
現実世界はコロナ禍や温暖化、長すぎる不景気に少子高齢化などロクなことが起きてないし、自分自身も年老いていくので希望が薄い。
その反面、仮想空間はどんどん進化して無限の可能性を秘めているので、好奇心を駆り立てられる。
できることも増えて簡単にできるようになっているし、新しい遊びも盛りだくさん。
しかも家で無料もしくは安価で色々できるので最高。
やっぱりクリエイターとして歩む道を選んで大正解だった☆
ということで今回のブログは、現実世界と仮想空間にまつわる居場所について。
仮想空間がどれだけ進化しても、現実世界は現実世界だし仮想空間は仮想空間であることに変わりはない。
例えば仮想空間でご飯を食べても、現実世界ではお腹が満たされないよね。
現実世界に仮想空間を加える技術をARと言い、仮想空間に現実世界を加える技術をMRと呼ぶので、今後現実世界と仮想空間の境界線は少しずつ曖昧になっていくけど、それでも完全一致はかなり難しい。
コールドスリープみたいに生身を仮死状態にして、脳だけ仮想空間に常時接続できれば話は別だけど。
コールドスリープや味覚・嗅覚・触覚の再現は実現するとしてもまだまだ先の話だけど、現代でも家でヘッドセットを装着してゲームを起動し、インカムマイクでリアルタイム会話をしながらゲームをプレイする人もいる。
動画やライブ配信でも、Vtuverと呼ばれる人たちは3DCGキャラクターになりきって視聴者とのコミュニケーションを楽しんでいる。
マッチングアプリという仮想空間で相手を探し、現実世界でデートするのも当たり前になった。
でも30年前は99%が現実世界で、仮想空間といえばファミコンなどのゲームくらいだったので、時代が進むにつれて仮想空間の割合が増し、現実世界に侵食してきているとも言える。
同時にライフスタイルや生き方も多様化していて、会社に通勤しなくても働けるようになり、家から出なくても他者とコミュニケーションを取れるようになった。
それに伴い居場所も多様化して、居心地の良い場所も人それぞれ異なる。
スマホゲームやSNS、チャットやライブ配信など、楽しかったり嬉しかったりする場所を自分の居場所だと思って過ごしている。
仮にこれらの仮想空間を自分の居場所と認識した場合、意識としては現実世界の方がサブになる可能性も十分ある。
現実世界でしなきゃいけないこと、例えば食事や排泄、学校や会社などは省電力モードでこなし、休憩時間やプライベートで仮想空間を本気で楽しむみたいな。
実際今の若者はスマホが身体の一部になっているので、同じ場所に集まっているのに全員スマホを操作しているという光景が当たり前になった。
現実世界でスマホを操作しているけど、意識は完全に仮想空間に没入している。
それは仮想空間に『意識のログイン』をしている状態で、その場にいる友達と会話するより仮想空間の方が楽しいからそうしているだけ。
現実世界はロクなことがないけど仮想空間はどんどん進化しているので、仮想空間に意識のログインをする人たちはこれからも増え続けるだろう。
人は面白い方に興味を抱き、時間とお金を捧げる生き物だからね。
エンタメ系のクリエイターも、現実世界より仮想空間で活躍したい人が増えているので、もうこの流れは止められない。
つまり現代は、本格的なメタバース時代へ移行している最中と言えるだろう。