断捨離をしていると懐かしいものが出てきたりする。
19歳の時の証明写真や誕生日にもらった寄せ書きなど、大切な思い出の品もあった。
ふいに出てきたSDカードの中には、昔撮った写真や動画もあって、つい懐かしさに浸ってしまう。
今はもう大人になった子たちの姿や、今は天国にいる親友の姿を見て、時間の流れと人生の貴重さを実感した。
当時の見た目やしていることも今とは全然違うけど、何より気持ちが別人レベルに違う。
意味のない間違ったことをしていたけど、それは悪いことじゃなくて楽しかった。
好きなことでお金を稼いで、自由に生きている時間もあったけど、今と違って沢山の人たちと接する機会が多かった。
ネットもほとんどしていなかったので、ほぼ100%リアルな世界。
あれはあれで凄く良かった。
あの頃普通だと思っていたことが、凄く大切なことだったり、凄く辛いことだったと今は思える。
やってきたことに後悔はないけど、「もっと良くできたはず」とは思う。
でもそう思える今の自分は、随分大人になった。
正しい取捨選択ができるようになり、上手に生きていて、生活習慣も整っている。
それは成長できてる証拠でもあるけど、なりたかった大人じゃない。
今は失ってしまった元気さとかがむしゃら感は、大きな魅力だった。
ここ数年、自分の内なる世界に浸るのが大好きだけど、周りの人たちと良い感じに関わって青春する時間が少なすぎる。
良い作品を作ることと同じくらい大切なことが、できてない気がする。
もし今やっていることがうまくいって独立できたとしても、20代の頃の充実感や幸福感には届かないかも。
何でだ?いつから変わった?
老化や時代の変化とは違う原因がある気がする。
直感的には、ブラック企業での労働時代から変わってしまったような…。それも途中から。
具体的には30歳〜32歳頃で、くしくも起業を志し始めた時だ。
そもそも起業を志した発端は「このままこの会社で働き続けていたら人生終わる」と思ったからなので、やはりブラック企業での労働が原因で、何かが悪い方向に変わってしまった可能性が高い。
簡単に言うと、本当の自分を失ってしまった感じ。
激務や長時間労働、低賃金による生活と我慢が続く中、偽りの自分を演じる毎日が、自分を変えてしまった。
それだけじゃなくて、当時付き合っていたワガママなオランウータン似の彼女の影響もあった。
だんだん見えてきたぞ。
やっぱりブログを書いてると、本当の気持ちを掘り起こせて良い。
俺が主体的な自作コンテンツ制作が好きな理由も、内なる自分の世界が好きな理由も、普段は本当の自分を押し込めているからかもしれない。
だからこそ、本当の自分が表出する時間が好きなんだ。
我慢につぐ我慢。誰かの為やお金の為にしたくないことをする時間。
その蓄積が本当の自分を押し殺し、社会通念上ふさわしい大人を演じ続けている間に、いつの間にか本当の自分と偽りの自分が入れ替わる。
自分はそうじゃないと思っていたけど、過去の自分と比較することでそうなっていることに気づけた。
気づけたならあとは解決するだけ。
そして本当の自分を取り戻すプロセスを構築できれば、他の人たちを救うことにも繋がるはず。
それは青春してる人を増やすことにもなるので、青春クリエイターとしての重要課題だ。
多分その答えは人それぞれ違うけど、ひとまず自分の場合の解決策を模索していこう。
新しい突破口になる可能性も十分あるし、楽しそうだからさっそく取り掛かろ!