9連休のお盆休みを経て、会社での労働を再開して思ったのは、「独立ってそんなに魅力的か?」という疑問。
一度フリーランスとして独立して死にかけたので、自力で収入を得ることの難しさを嫌というほど知っているのもあるけど、会社員として労働するメリットも大きい。
でもそれはマイナス思考で、安定してるし死なないのが会社員であり、つまらなくて可能性がないのもまた会社員である。
そんな中、無謀に思える挑戦を続けてきた結果、ついに起業が目前に迫ってきた。
これは会社員兼個人事業主として活動していくという、今までにない働き方になる。
今までと大きく変わるのは会計処理くらいで、フリーランスの仕事自体はさほど変わらないけど、その先に目指すのは独立。
ただお盆休みの9連休を自由に過ごしてみて、その9日間が最高だったかと問われれば、そうでもなかったと答える。
もちろん楽しい時間もあったし、進展もあったけど、トータルで見るとそこまで魅力的な時間ではなかった。
なのでもしかすると、これから始まる会社員兼個人事業主の働き方が、独立よりも良いライフスタイルになる可能性もある。
先ほどもお伝えした通り、やはり会社員の生活保障は本当に大きくて、死なないということは挑戦し放題だし、好きなことを好きなようにやっていいことにもなる。
つまり、「音楽制作はお金にならないけど、好きだから作り続けよ☆」みたいなことが平然と許されて、なおかつ可能性を生み出すことにも繋がる。
それに会社員として労働し続けたとしても、平日の3〜5時間と週末の2日間は、何をするのかを自由に決めることができる。
毎日8時間寝ると仮定すると↓
1日16時間×7日=112時間
平日自由時間5時間×5日=25時間
週末2日×16時間=32時間
自由時間合計57時間/週
57時間÷112時間=約51%
となり、ちょうど半分くらいの時間は自由に過ごせていることになる。
長期連休が短く感じるのもこの計算で証明できて、9連休といえどもその内4日は週末で元々休日だし、平日会社で過ごす約9時間×5日の45時間分、自由時間が増えてるだけ。
「長期連休だからこそ、やるべきことを進めよ!」と意気込んだところで、たった45時間では普段と比べてさほど進まないのも当然。
むしろ長期休暇だからこその予定も入りやすいので、実際の自由時間は更に少なくなる。
つまり独立起業したとしても、自由時間は今の2倍程度にしかならない。
そして今の俺には、会社の給料と同等の額を稼ぐ力はない。
でもだからといって、現状維持が良いとも思わない。
人生に例えると、会社員兼個人事業主として働く期間は高校生〜大学生のようなもので、学業に励みつつバイトもして、親に生活を保証してもらってる感じ。
そして独立は就職に当たる。
だから今は今できることを全力で頑張ろう。
無理はしすぎず、無謀な賭けにも出ず、一歩ずつ前に進む。