「どうせ無理」って思うことは、ネガティブな諦めのイメージがあるけど、ポジティブに考えると、現実や事実をきちんと把握できている証拠かもしれない。
諦めることでその他のことにお金や時間を投下できるし、何かを得る為には何かを捨てなきゃいけないからね。
先日、魚のことを知り尽くした人と話をしていて、「ワンルームのアパートで金魚やメダカを繁殖させて育成するとした場合、月収20万円を稼ぐとしたらどうしたらいいですか?」と質問してみた。
その答えは、簡単に言うと「可能だけどめちゃくちゃ難しい」だったし、内容も自分の想定とほぼ同じだったので納得。
つまり、今の会社のお給料で月収20万円を稼ぐ場合と比べて、魚の販売で月収20万円稼ぐのは、大体5倍〜8倍は大変ということになる。
となると、今みたいに好きな品種を好きなように繁殖させたり育成するのとは全く別次元の話になるので、フリーランスの活動としてはメインにならない。
その他の活動についても、文章執筆・動画制作・音楽制作・映像制作のいずれも、月収20万円を稼ぐのは難しい。
そして今の俺は、収益を度外視して活動すると決めている。
つまり、独立したいと思いながらもその為の行動が取れていないので、「どうせ無理」って思ってやる気が出ないのはごく自然のこと。
かといって何か新しいことを始める時間的な余裕はないので、身動きが取れない。
そもそも、好きなことを収益化すること自体は十分可能だけど、その収益を月収20万円レベルまで引き上げるとなると、また別の話になる。
趣味と仕事の境界線は、「生活していけるだけの収益を稼げるかどうか」かもしれない。
魚の販売だけでなく今の俺がしている活動全てが、月収20万円を稼ぐことが難しいジャンルなので、ここは「やれるだけのことをやって突き進むぞ!」という根性論ではなく、もっと現実的な方針や構想が必要になる。
例えば稼ぎにくいジャンルでも、それぞれ月収3万円で6ジャンルなら月収18万円になるし、収益性の高いホームページ制作やその他のクライアントワークをメインの収益源にするのもアリ。
クライアントワークで報酬を受け取りつつスキルを高めて、自作コンテンツのクオリティを高めて収益も高まるループは、王道であり確実な道でもある。
そう考えると、今の俺は収益を高めることに対しては、自らあえて難しくしているんだろうね。
ただ独立したいだけなら、クライアントワークを受注しまくれば実現できるし。
「好きなことを収益化して独立する」というこだわりは、自分らしくもある反面、収益を高める障害になっているんだろうね。
とりあえず、その事実に気づけただけでもまた一歩前進できた。
今やるべきことは、魚の育成を含めて収益を度外視して楽しみつつ、ハイスペックPCを購入する為にお金を貯めること。
機材が揃わないと着手できないこともあるからね。
魚の販売も、収益は関係なくなるべくかわいく仕上げたい気持ちは変わらないので、楽しみながら選別で見極めるなどして進めていこう。
良い意味で初心に帰りつつ、経験を活かしていく感じだね。
でもきっとまた良い構想が思い浮かぶから大丈夫。
むしろ起業に対しては、かなり近づけたと思う。
今のままじゃダメだと気づけると、良い意味で選択肢が狭くなるので、正解を選びやすくなる。
何となく惰性で流され続けるのが一番いけない。
現状と成果の確認は、地味だけどとても大事。
これからも自分の内なる声を頼りにして、色々考えながら決めていこう。