7年前に起業を志した時に、真っ先に思いついた最高のアイディアは、人の性格や特徴をデジタル化させ、音声認識機能により会話も可能になる『エバーソウル』というシステムを作ることだった。
永遠の魂という意味のこのシステムは、デジタルの世界の中でその人が生き続けるというテーマで、本人が死んだ後も、これから生きていく人が死者とコミュニケーションが取れるという、自分としてはかなりクリティカルヒットなアイディアだった。
今でいうと、ナポレオンやベートーベンと俺たちが会話できる感じだね。
そして現在も、「エバーソウルみたいなコンテンツがあればいいな」とは思うけど、自分で開発しようとは思わなくなった。
それはネット社会の現代では、本人が作ったコンテンツや本などにより、本人の思いや考えを知ることができるから。
それにテクノロジーの進歩がとても早いから、もし世間のニーズがあれば、どこかの会社が作り上げると思う。
AIの発達によって、作られたキャラクターと会話ができるようになるだろうし、多分今はいない人よりも、好きなキャラクターや今生きてる人のデジタル版とコミュニケーションを取った方が、みんなも楽しいと思う。
そこでだ。
なぜこんな話をしたかというと、バーチャルキャラクターを作ろうと思ったから。
ミッキーマウスはウォルトディズニーが死んでも活躍し続けているし、リアルなタレントが歳を取って人気が落ちていく一方で、初音ミクなどのキャラクターは、10年以上経った今でも変わらない人気を誇っている。
最近は作曲やボカロ楽曲、アニメーションやCGにも興味を持ち始めているので、オリジナルキャラクターを作って展開させていくのも楽しそうだと思った。
でもかつてVtuberという存在が誕生し、ブームが始まりそうな雰囲気があったけど、意外なことにその勢いはすぐに衰えた。
その理由は恐らく、キャラが乱立しすぎて没個性になってしまったことと、「結局中身はオタクのオッさんだよね☆」という事実が、ファン離れの原因になったと俺は思っている。
つまり、俺が今からオリジナルキャラクターを作ったところで、同じような結末を迎える可能性が極めて高い。
趣味で楽しむならそれで全然いいと思うけど、個人的にはオリジナルキャラクターを活躍させて、様々な派生を狙っていきたい。
そこで思い浮かんだのは、パートナーでもあるなおみんの存在。
なおみんはYouTubeの視聴者からの人気も高いし、気品のある美しい女性なので、なおみんをモデルにしたキャラクターを作ればいいと思いついた。
Vtuberのように実際にコミュニケーションも取れるし、そもそもなおみん自身のデジタル版なので、親和性が高く違和感がない。
もちろん本人もやる気満々だ(笑)
今後、色んな映像も制作していく中で、デジタルなオリジナルキャラクターが登場すれば、バリエーションも増えるしインパクトも大きくなる。
しかも先程お伝えした通り、俺たちが歳を取ったり死んだりしても、キャラクターは生き続けることができる。
そして現代のテクノロジーを活用すれば、それら全てを個人の力で実現可能だ。
今までYouTube動画でも、何となく顔出しせずにやってきたけど、それが良い意味で功を奏したかも。
CGによるオリジナルキャラクターの制作についても、調査しながら進めていこう。
もしかしたらそれが、新しいメインコンテンツになるかも☆
そんな感じでまたやることが増えたけど、ワクワクや楽しみも増えたということで、一生懸命遊ぶとしますか!