今日で約8ヶ月間に渡る独立起業状態が終わる。
思っていたよりもだいぶ長くなった(最初は2〜3ヶ月くらいの気持ちだった)。
独立状態がどうだったかよりも、就職できた会社の待遇が良すぎる印象が強い。
給料は前職の約1.5倍で、更にさかのぼると、以前働いていたブラック企業で毎日3時間残業しつつ、年間休日92日かつ有給が取れない状況を考えると、一転してホワイト企業に転職できた喜びは大きい。
とはいえ就業開始は今から更に約2ヶ月後なので、それまでは別の会社で短期の仕事をする。
8ヶ月の間ほとんど自宅にいたので、ウォーミングアップにはちょうど良いかも。
独立終了に関しては、「まぁそうだよね」と思える帰結になった。
今となっては当たり前の選択や決断も、8ヶ月前の自分にとってはそうじゃなかった。
進み続けたというよりは、捨てるべものを削ぎ落とし、必要なものや方向性を明確にした独立期間だった。
これは意外なことで、独立してると自由な時間が多いから、色んなことをしていくようになると予想していたけど、選択肢をだいぶ絞り込んで集中させる結果になった。
具体的には、独立前はクライアントワークを主軸に考えていたけど、それをほぼ完全に断絶して、自作コンテンツ制作を主軸にすることにした。
その中でもストーリーテリング(物語を通して何かを伝えること)を主軸にして、100年後、200年後という超長期的視点で制作活動を進めることにした。
つまり収益を度外視するのはもちろん、独立状態すらも目指さず、ただひたすらこの世界の未来をより良くするために活動していくと決めた。
その他の変化といえば、元々AIやメタバース関連には興味あったけど、宇宙(世界)や人間に対しても新しい視点と興味を抱き始めた。
宇宙や哲学の学習も始めたし、AIと共創していく制作スタイルも進化させている。
その中で自分の最適なポジショニングを探りつつ、制作も以前より楽しくなった。
そして何より、ずっと憧れていた独立状態を経験することで、実際にやってみないと分からないことが沢山分かったことが大きい。
今の自分が持っているもの、足りないものを理解した上で、何をして何をしないかを決めていく。
答えはシンプルなものばかりで、だからこそ納得感も高い。
もちろん、まだ問題は沢山あるし違和感も抱えてるけど、これから少しずつ解消されていくと信じている。
俺は過去の自分を責めたり後悔することが多かったけど、独立期間中の自分に対しては、なぜか感謝の気持ちが大きい。
何か成し遂げたわけでもないし、凄く良い時間を過ごせたわけでもないけど、身を犠牲にして未来への道を切り開いてくれた感がある。
今までの自分も自分だし、これからの自分も自分だけど、「行ってらっしゃい」と笑顔で見送られている気分。
ということで、行ってきます。