2024年7月12日の金曜日に、約3年7ヶ月働いた会社を退職した。
こうして数字にしてみると、かなり長い年月が経っていたことに驚いてる。
入社した当初は「こんなにゆるくて簡単な仕事が世の中にあるなんて」って思って、さすが国から表彰されるようなホワイト企業だとも思った。
結果これだけ長い間勤め続けてこれたのは、人間関係も含めて働きやすい環境だったからだと思う。
仕事内容はどんどん変わって、最終的に普通じゃ考えられないくらい大量の仕事を任されたけど、円満退社できたおかげもあり、良い思い出になった。
そして退社後はクリエイターとして独立。
なぜこうなったのか、未来の自分が今を振り返った時の為に、順を追って書き記しておく。
まず第一に、俺は会社を辞めてクリエイターとして独立することを目指していた。
そして毎年、退職タイミングは6月〜7月あたりが理想だと思っていた。
理由は4月に退職金の年数が1段階上昇するのと、6月に有給が支給されるから。
不透明な会社なので、退職金の計算方法は教えてもらえなかったけど、どうせもらえるなら多い方が良い。
有給支給に関しては、毎年2日ずつ増えていくので、例えば今年の6月は16日支給されたから、日給約1万円×16日で16万円分の価値がある。
ということで、いつも梅雨の時期前後は、退職するかこのまま働き続けるかを決断するタイミングとして認識していた。
そして今年の4月。
ほぼ同時期に入社したTさんが転職の為、退職した。
彼はとても良い人で、お互い仕事で協力し合ったり、プライベートな話もする仲だった。
あいにく後継者が決まらないまま退職日を迎えたので、Tさんの仕事の一部を一時的に俺が担当することになった。
しかし2ヶ月経っても後継者が入社してこない。
あとから分かったことだけど、現状Tさんの仕事は俺ともう1人で分担してこなせていたので、人件費節約の為に新規募集は打ち切ったらしい。
つまり俺は同じ給料で仕事だけ増やされた。
それを知らなかったのと、自分自身も退職タイミングが近づいてきたので、現在の求人情報を調べてみたところ、今の会社よりも給料が高い募集だらけだった。
というか、俺が就活をした2019年11月の時と比較して、募集そのものが沢山あった。
つまり世の中は、人手不足の売り手市場になっていた。
俺が今の会社に入社した時は、良い給料と待遇だと思っていたけど、4年以上経過した今となっては、普通かそれ以下くらいに成り下がっていた。
この時点で今の会社を退職することは確定した。
更に俺が働いてる部署で残業中に大事故が起こり、最悪死亡する可能性もあったと聞き、リスクの高さも退職を後押しした。
しかも4ヶ月後には更に仕事量が増えるし、給料が上がらないことも確定していたので、辞めない理由がなかった。
問題は、転職するか独立するか。
転職するなら、今より給料が高くなることはほぼ確定。
独立するなら、ずっと目指していた目標を達成できる。
かなり前向きな選択肢が2つ並んでいるけど、双方にメリットとデメリットがある。
でも順番に選ぶとしたら、転職したら独立はできないけど、独立してダメだったら転職はできる。
それに転職した場合、確かに給料は高くなるかもしれないけど、基本的なライフスタイルは変わらない。
つまり会社で働いる時間帯は、クリエイターとして活動できない。
その反面、独立する場合は、今回支給された有給を含めた30日分は、クリエイターとして自由に活動しながら会社から給料がもらえる。
その無敵期間中に色々試したり仕事を受注してみて、いけそうなら独立を継続していき、ダメそうなら転職すれば良い。
退職の意を伝えてから1ヶ月は働かなきゃいけないので、その間に調査を進めながら構想と計画を建てていけば良い。
ということで、まずは独立を目指してみることにした。
そして1ヶ月間、調査を進めながらアイディアを膨らませ、構想と計画を練り上げた結果、「独立してうまくいく可能性はそこそこある」と判断するに至った。
それは自分の経験やスキル、時代の流れやテクノロジーの進歩などを総合的に考えた結果で、あとは実際に試してみてどうなるか。
退職は終わりではなく始まりに過ぎない。
全力で仕事して、事業を軌道に乗せてみせる!!