この間、有給を取得したこともあり、5日中4日休みという期間があった。
その時にやるべきことをどんどん進めようと思い、綿密な計画を立てたんだけど、全然思うように進まなかった。
その理由は、4日間の休みの初日に金魚が繁殖したから。
人工授精はそこまで時間がかからないけど、スペース確保の為に他の金魚を引っ越しさせたり、何よりカビ取りに6時間以上もかかった。
その他にも水換えやメダカの採卵など、とにかく魚関連に多くの時間と労力を費やしたし、お迎えして間もない金魚は調子を崩すし、引っ越しした稚魚の水槽で大量死が発生するなど、精神的なダメージもあった。
これだけ多くのコストを割いて魚のお世話をして、更に販売サイトを立ち上げて梱包して発送するなんて、時間的にほぼ不可能。
もしできたとしても、他の活動や作業が全くできなくなる。
今年の春が始まる前は、「ちゃんと繁殖してくれるかな」と不安だったけど、メダカは5月から7月半ば現在まで毎日産卵し続けているし、金魚は自家繁殖だけでも6回目の産卵になった。
しかも金魚は1回で1000匹以上も孵化した時もあったので、最初は嬉しかったけど、もうお腹いっぱい。
しかもまだ産卵しそうな気配。
そんな感じで、「思う存分金魚を飼育したい」という以前の夢は、今では懸念に変わった。
魚のお世話をして気がつけば数時間過ぎていて、「え、これ来年もやるの?」って思ってる。
更に、動画の音声を撮る為に全てのエアーポンプを止めてみると、信じられないくらい静かだったので、「普段どれだけの騒音に囲まれているんだろう」と思った。
健康やパフォーマンス維持の為にも、良質な睡眠は非常に重要だけど、慢性的な寝不足はこの騒音のせいかもしれない。
パートナーであるなおみんと同棲すれば、二人合わせて年間60万円もの節約になる計算だけど、その障壁になっているのも魚。
もちろん、魚の販売で年間60万円も稼ぐのは難しいし、できたとしてもかなりの時間と労力を要する。
それなら魚の飼育をやめて、他の活動や作業に時間と労力を割いた方が、断然コスパが良い。
今はまだ収益を度外視してるからいいけど、ビジネス展開として考えたら、魚は足枷(あしかせ)でしかないのかもしれない。
でも好きなんだよね。
魚が悪いわけじゃなくて、むしろ他の活動や作業をしなくちゃいけないと思ってるから、魚にかける時間が惜しくなってしまうだけで、年金暮らしのおじいちゃんだったら、結構充実した日々になると思う。
でもかわいいからといって、飼育数を増やし続けることはできない。
とりあえず今できることは、しばらく金魚のお迎えは控えることと、産まれてくれた命を大事に育てていくこと。
場合によっては、その他の活動や作業を削るかもしれない。
なかなか難しい選択と決断になるだろうけど、夢を叶える為にも、何かを捨てないとね。