運命を変える時

希望

今日、ボーナス支給の明細書を見た。

そしたらびっくり。まさかの減額(笑)。

前回のボーナスと比べ、
個人の評価額は高くなっていたけど、
基本支給額が減っていた為、
約5万円も減額されていた。

 

今年の4月から、
どんどん新しい仕事が入って来て、
てんてこまいになりながら、
日々の業務をこなしてきた。

元々年間休日92日しかないのに、
更に休日出勤したり、
ひと月あたりの残業時間が、
70時間を超える月もあった。

俺の会社で管理業務を担当するのは、
俺しかいないから、
現場作業以外の全ての仕事を、
1人でこなすしかない。

今までもそんな感じで、
仕事量と範囲が増える一方だった。

そんな中、自分なりに工夫したり、
効率を高めたりしながら吸収していった。

 

今年でもう、勤続7年目になった。

前任者の仕事を半日で終わらせ、
6時間労働のパートの仕事もこなし、
誰もしてなかった他の仕事も追加され、
それでも毎日定時で終わらせていた。

それでも、いまだに初任給。

ボーナス額が上がる時もあって、
年収は少しずつ上がっていったけど、
それでも、初任給という屈辱感を、
拭い去ることはできなかった。

 

結局、どんなに頑張っても、
報われることはなかった。

期待したのも間違っていたし、
起業するまでは
この会社で働くという判断も、
間違っていた。

何もかも、考えが甘かった。

この会社は、
どんなに仕事ができない人でも、
クビになることはない。

具体的に説明すると、
検査数が1日1万個できる人も、
2千個しかできない人も、
給料が同じという現状。

どんなに頑張って結果を出しても、
待遇が良くなることもない。

つまり、弱者養護の体質。

どこにも雇ってもらえないような、
仕事ができない人にとっての天国。

どんどん成長していって、
レベルアップしていく人にとっては地獄。

それに気づくのが遅過ぎた。

 

この会社に入ったことは、
正解だったって断言できる。

夢とスキルを与えてくれたから。

でも、働き続けたことは後悔してる。

もっと早く離脱するべきだった。

間違った方向に努力していた。

 

でも、ありがとう。

俺さ、今年のボーナス支給額も、
前より高くなってると思ってた。

自分がいなくなったら、
会社や従業員達が困るって思ってた。

一歩踏み出す勇気も少なった。

このままでいいかもって思う時もあった。

だから迷ってた。

 

希望

でも、もう迷わない。

ボーナス支給額を見た時、
正直、とても嬉しかったんだ。

ふっきれたというか、
留まる理由がなくなったから。

凄くスッキリして、大笑いした。

決断に迷ってる自分の背中を押してくれた。

もし、前回と同額以上の支給額だったら、
まだ迷っていたと思うから。

 

さぁ、新しい青春の始まりだ!

運命を変える!

行くぞっ!!

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