今のアパートで1人暮らしを始めて、
5年3ヶ月経った。
隣の部屋に住む住人は、
住み始めて4年経ったけど、
4月2日を最後に、引っ越しをした。
気が付いたら、隣の住人とは、
4年も隣同士で暮らしていたんだなぁと、
感慨深い気持ちになった。
隣の住人が引っ越してきたばかりの時は、
騒音被害がひどくて、イライラしてた。
大家さんから警告してもらってから、
少しずつマシにはなったけど。
夜中に起こされることも多くて、
試験前日に眠れなかったり、
前の彼女が、寝れないことを理由に、
夜中に帰ったこともあった。
防音シートを設置したり、
耳栓をつけて寝たり、
ヘッドホンをつけて音楽を聴いたり、
自分なりに防音対策をしていた。
でもここ1年半くらいは、
マナーも良くて、騒音被害もなくなった。
おかげで、快適に暮らすことができた。
そんな隣人がいなくなることに対して、
なぜか寂しい思いがした。
その理由は、自分の現状が、
5年前とほとんど変わっていないこと。
もう1つは、新しい隣人が引っ越してきて、
再び騒音被害に合う可能性があるから。
この部屋に住み始めてから、
もう5年も経ったことに驚く。
当時中学3年生の人が、
成人するくらいの時の流れ。
それほどまでに、時間が経っていた。
その間に、自分はどれだけ変われただろう。
5年前の自分と今の自分を比べたら、
絶対に今の方が幸せで、恵まれてる。
成長もできてるし、
理想の未来に近づいて行けてる。
でも住む場所も変わっていないし、
職場も変わっていない。
主要な人間関係にも変化はない。
それらを考えると、停滞感がある。
留まり続けることは、退化。
青春する為にも、
常に前に進み続けていたい。
「俺は新しい世界へ行くけど、
お前はいつまでそこにいるの?」
引っ越しをして去って行った隣人に、
そう言われてるような気がした。