色鮮やかな世界2

ある人が、こう言ってた。

心から愛せる人ができて、
今まで灰色だった世界が、
色鮮やかな世界に変わった。

この言葉を聞いた時は、
「何を言ってるんだろう?」
てな感じで、意味が分からなかった。

灰色の景色も、色鮮やかな世界も、
意味が分からなくて理解できなかった。

でも今らなら何となく分かる気がする。

昔、まだ前カノと付き合い始めの頃、
その時は確かに、自分の瞳には、
色鮮やかな世界が広がっていた。

 

前の彼女と付き合ってた頃のことは、
もうほとんど忘れてしまったけど。

もちろん、その他の要素とか状況も、
関係してたと思うけど。

大切な人がいて、幸せな気持ちになれて、
心が穏やかで温かい状態でいると、
自分の瞳に映る情景は、
色鮮やかな世界に変わる。

恋愛に限らず、青春していれば、
そんな世界を生きていける。

 

前カノと別れた原因は、
根っこの部分では、簡単に言うと、
俺が起業を志したせいだった。

起業を考えずに、
会社員として頑張っていけば、
もしかしたら結婚してたかもしれない。

そんな未来もあったかもしれない。

でも今は、その未来にはいない。

 

凄く感覚的なことだけど、またもう一度、
色鮮やかな世界に住んでみたい。

今は少し違う場所にいると思う。

少しの情熱と少しの幸せは、
確かにあるけど。

理想とはほど遠い現実を生きている。

平日は、朝起きてから夜寝るまで、
ほとんどの時間を望まないことに使ってる。

そんな毎日、正しいわけない。

 

必要なものが何か、するべきことが何か、
ちゃんと分かってる。

でも難しくて苦しくて足掻いてる。

過去に縛られてる部分もあるし、
臆病だったり無気力な時もある。

したいことが思い浮かんでも、
リスクが大きく思えて、
一歩を踏み出せない。

何かのせいにして、言い訳をしてる。
してるように見せかけてる。

でも今のままじゃ絶対に嫌だ。

運命を切り開いて、
色鮮やかな世界に辿り着くんだ。

それはきっと、凄く難しいようで、
実は凄く簡単なことかもしれない。

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