久しぶりに、街コンのスタッフとして働いた。
大勢集まって、緊張したし、新鮮だった。
相方のスタッフも良い人で、仲良くなれた。
沢山褒められた。喜んでもらえた。
自分なりに頑張れた。
勿論、完璧とは言えない内容だったけど。
良い時間を過ごして、良い思い出を作れた。
俺はまだ、人の表面ばかり気にしてる。
他人を見下す癖は、ちゃんと直ったけど。
恋愛だって、見た目でばかり判断してる。
本当の魅力や価値は、
人間性だって分かってるつもりなのに。
そんなことを考えず、浅はかな評価をしてる。
もういい歳になったっていうのに。
たまに、そんな自分が許せなくなる。
とても優しくて、思いやってくれる人がいる。
俺はまだ、本当の自分を隠してる。
だからふと、罪悪感に包まれる時がある。
「ごめんなさい」って、心でつぶやく。
きっとこのままだと、その人を大きく傷つける。
分かってるのに、そのまま前に進んでいく。
誰にも止められない。またいつものように。
優しい行動や気持ちは、とても大切。
でも時にそれは、自分をなくす。
本当は「嫌だ」って言いたい。
「そんなの求めてない」「どうだっていい」
「ほっといてよ」って言いたい。
凄く胸が苦しくなる。
本当の自分を閉じ込めて押し殺すことは、
してはいけないことだって分かってるのに。
感情を押し殺して、ふさわしい言動を選択する。
ニコニコして、フレンドリーに接して、
周りから見たら、微笑ましい状況でも、
心がとても苦しい時がある。
そんな苦しさでさえ、
無理矢理押し殺して、ないフリをする。
後で1人になった時に、自己嫌悪に陥る。
本当の自分を知ってる人なんていない。
知りたがってる人なんていない。
見せる必要なんてない。
1人でいる孤独感もあれば、
他人の前で取り繕う孤独感もある。
全然大人になりきれてない。未熟なまま。
一緒にいたいと思える人がいても、
一緒にいると、一緒にいたくなくなる。
邪魔って思ってしまう。
1人にさせてよって思ってしまう。
でも本当に1人にされると、それも許せなくて。
「結局どうしたいの?」
「何がしたいの?」
「何を求めてるの?」
って、前カノに言われた言葉を思い出す。
その問いに、答えられたことはなかった。
それがとても悔しかった。
でも他人のせいにし続けた。
答えを見つけて、伝えることができなかった。
失って、ただ涙を流すことしかできなかった。
他人に相手にされないことが許せなくて。
いつでも構って欲しくて。必要とされたくて。
外向的に活動したり、魅力を高める。
そんなことで優越感に浸って。
ちっぽけな自尊心を守る。
そんな惨めな自分を認めたくなくて。
知らないふりして、ふさわしい自分を演じるんだ。
だからこそ、青春に対する憧れが強い。
感情のまま、情熱のままに、
突き進みたいから。
本当の自分でいたいし、
本当の自分の気持ちが知りたい。
そう思ってる人達も多いと思うから。
でもね、そう思えるだけでも、
気づけるだけでも、実は幸せなこと。
思考停止になっていない、
諦めていない証拠だから。
悔しくても、悲しくても、
苦しくても、情けなくても、
自分と向き合うことから逃げたくない。
他人に負けても、自分には負けたくない。
「大丈夫だよ」「頑張れよ」って、
自分に言い聞かせる。
いつだって、きっと常に、
希望は近くにあると思うから。
そう信じなきゃ、心を強く保てないから。
どんなに嫌な感情や状況でも、
ほんの0.1%でもいいから、
自分を信じてあげたいんだ。