ときめきがない38歳の夏休み
夏休みといえば、学生時代は学校に行かずに遊びまくれる天国タイムなので、沢山の思い出がある。
そんな思い出も、38歳になった今から遡ると、何と20年以上前の話になるので、当の本人の記憶でもまるで違う人のように思えてしまう。
「こんなに歳を取ってしまったかー」とか「もう人生終わったな」と思ってしまうし、「せっかくの夏休みなのにつまらないなー」とも思う。
みんな楽しいことをしたいと思ってるのに、世の中には楽しいことがそんなにないのかもしれない。
もしくは、楽しいと思えない感情や状況が多いのかも。
金魚すくいや金魚飼育を始めた3年前は、凄く楽しくて金魚にどハマりしてた。
あの頃は、好きな金魚をお迎えする度にときめいていて、金魚すくいを見つけたり金魚屋に行ったりすることが楽しすぎたし、水槽を眺めているだけで楽しかったのになー。
今となっては、自分でも「金魚飼いすぎじゃね?」と思うくらい沢山の金魚がいるのに、全然ときめいてないなー。
怠惰なやりたいことをしても仕方がない?
でもそんな冷めた感情は、金魚に対してだけじゃなくて、色んなことに対して感情が高ぶらなくなってる。
前は凄くゲームがやりたかったけど、今は全然やる気しないし、行きたい場所やしたいことが全然思い浮かばない。
しいて言うなら、クレープやたこ焼きなど、おいしいものを適当に食べ歩いたり、適当にスロットを打ったりゲーセンで遊びたいと思う。
これは夏休みならではの怠惰な気持ちなのか、したくもない努力を積み重ねているせいなのかは分からない。
でも多分、「怠惰なやりたいこと」に時間とお金を使っても、そんなに楽しくないと思う。
それは、おいしいものを食べたり適当に遊んだりしても、現実は何も変わらないから。
そんなことをしていても、夏休みの終わりが近づくにつれて、「また何も進まなかったなー」って落ち込みそう。
そう思ってしまうのは、今は関わる人が極端に少なくて、学生時代のようにみんなと一緒に青春できてないからかもしれない。
楽しいことをして青春することが、人生を充実させる鍵となる
今更ながら、やっぱり学校って楽しいと思う。
大人になったみんなもきっと、今でも多少は学生時代を思い返す時があるよね。
20年以上も前の話となると、そもそも時代も全然違うから、今との比較は難しいけど、楽しかったり微笑ましい思い出が沢山あった。
だからこそ時間の流れも遅くて、1学年終わるまでの1年間で、沢山の出来事が起きていた。
でも今の俺は、当時オッサン扱いしてた先生よりも年上になった。
年が明けて、「今年こそ、この目標を達成してみせる!」と意気込んでも、気がつくと7ヶ月経って夏休みになってる。
人間関係もさほど変わらず、夢を追いかける道も大して進まず、時間だけが残酷に同じペースで進み続ける。
こんな気持ちは、十代の学生のように若い頃だったら、適当に見過ごしていたと思う。
それはきっと、若者はまだ余裕と可能性が溢れているから。
でも38歳のオッサンとしては、余裕と可能性があまりないので、「どうにかしないと」と焦る。
その「どうにかしないと」というのは、経済状況や人間関係もあるけど、一番求めているのは心の高ぶり。
楽しさや嬉しさなどの単純な感情や、達成感や充実感を味わいたい。
そしてそれらは、青春することでしか手に入らないと思ってる。
でも、今やるべきことを全てこなし、フリーランスとしての活動がうまくいって収益が高まったとしても、そんなに青春できる気がしない。
だからこそ、やる気も高まらない。
むしろ収益化できなくてもいいから、楽しいと思える何かを始めたい。
それこそが、人生を充実させる鍵となる。
また何かどハマりするようなことを見つけたいなー。
とりあえず何か新しいことを始める機会を見つけて、色々試してみよう☆