七夕~織姫と彦星~

今日は七夕。

願い事を書いた紙を、短冊に吊るしたり、
天の川で、織姫と彦星が会える日。

願い事かー。皆は何を願うのかな?

子供の頃は、願いを書けば叶うと思ってた。

無邪気な純心で書いた願いは、
叶ったのか叶わなかったのか、覚えてないけど。

今もし、子供の頃と同じように、
叶うと信じられたなら、何て願うのかな。

 

年に1回しか会えない恋人か。

そんな恋愛耐えられないし、
それって付き合ってるの?って思うけど。

それでもいいって思えるくらい、
好きってことなのかな?

いやー、年に1回は切ないわ。

しかも連絡も取らずに、でしょ?

現実的じゃなさ過ぎるからこそ、
ロマンティックな話になるのかも。

 

織姫と彦星は、普段何をしてるのかな。

お互い仕事をしてるんだろうか。

仕事以外の時間は?

相手のことを想いふけるのかな。

会いたいけど、七夕まで我慢?

織姫と彦星の星座と、天の川ができてから、
年に1回会ってるとしたら、既に数千万回会ってることになる。

そんな気の遠くなる長い時間、愛し合えてるんだね。

織姫と彦星からしたら、
いつでも会える人達が羨ましいかもしれないけど。

そんなに長い年月を、変わらずに愛し合えてる方が、
よっぽど羨ましいよ。

 

出会いと別れを繰り返し、
気持ちも、時間の経過と共に変わっていく。

今まで、沢山の恋をしてきたし、
何人かの彼女もいたけど。

付き合ったことも、別れたことも後悔してない。

でも、あの頃の幸せな時間を、
また過ごしたいなって思う。

心から愛し合える二人が一緒にいれば、
きっと何をしていても、していなくても、
とても幸せで心が満たされるから。

 

願い、求めることは簡単だけど、
求められることは、難しい時が多い。

仕事でも友達でも恋愛でも、
求められる人間になりたいと思う。

誰からも必要とされないなんて、寂し過ぎるから。

 

空を見上げても、ろくに星が見えない。

でも確かに空には、無数の星達があるはずで。

あるのに見えなくて、気づけないのは、
人の気持ちや願いや想いも同じ。

時に自分の気持ちさえも分からなくなる。

だから、自分はここにいるよって、
気づいてもらいたいし、
気づいてあげたいんだ。

 

織姫と彦星は、年に1回しか会えないけど、
俺たちは、その気になればいつだって誰かと会える。

その場限りの出会いもあるし、
何年も続くような出会いもある。

二度と会えない別れもあるし、再会もある。

間違いもある。正解ばかりなんて、ありえないでしょ?

結果はどうなるか分からない。

でも、人との出会いや一緒に過ごす時間を、
大切にすることはできる。

 

七夕の願いは、それらを全部まとめて、

『素晴らしい青春の日々を送れますように』

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