★あれ?連載2回目から、この対話形式に移行したね。
☆新しいパターンだ。だがそれがいい。
★冬のボーナス支給後に退職届を提出するつもりだけど、来年度から役職に任命されるって誘惑がある。って話だよね。
☆ああ。まぁ、一般的には誘惑になるよねって話だな。
★じゃあ、個人的には誘惑にならないの?
☆役職に就くって話だけなら、誘惑になる。だから、誘惑されてるフリをしてる(笑)。
★相変わらず、わけ分かんないんだけど。
☆だってぶっちゃけ、答え決まってんじゃん。考えるまでもないぜ。
★だったら、何で誘惑されてるフリするの?
☆熱いからだ。こんな会社辞めてやる!からの起業より、役職まで用意されていて将来が約束されているのに、それを振り切ってまで起業する・・だと?!の方が、青春っぽいじゃねーか!
★まぁ確かに(笑)。別に誘惑されてるフリは不要だと思うけどね。
☆悩み迷った挙句、夢を選ぶ。それがいいんだよ!
★じゃあ結局、役職の話があっても退職して起業するってことね。
☆当然だ!聞くまでもねーぜ!たかが田舎の町工場の役職ごときに納まるつもりなどないわ!青春屋の創業社長として、世界を青春色に染め上げるんだ!誰にも邪魔はさせない!
★そうだね。理屈で考えてみても、この会社の役職に就いたところで、満足できる収入は得られない。残業代が出なくなって、色んな仕事を大量に与えられるだけになる可能性が高い。状況は、今より悪化するだろうね。
☆大事なのは情熱!最優先させるべき価値観や判断基準は、青春度の高さ。より青春らしい選択肢を選び続けるんだ!じゃねーと青春教師になんてなれねー。青春しろとか好きなこと、やりたいことをやれと言ってるからには、自分自身がそうあるべきだ。他人に偉そうなこと言って、自分はお金の為に夢を諦めて嫌な仕事するなんて、説得力ないしな!
★考えるまでもなかったね。もうここまで来たら、前に進むしかない。そうしないと、絶対に後悔するから。
続く。