向かう先

☆「あー疲れた。目と心が疲れた。」

★「何だかねー。結局、クリスマスとか年末年始とか、ロクなことがなかったような(笑)。」

☆「ロクなことなかったな。本当に。ま、起業準備だけは少しずつ進んでるけど。」

★「進んでるけどね。理想の未来がどんなものか考えてたら、色んな事が分からなくなった。」

☆「理想の未来、か。少し前まで、未来なんてしょうもないことだらけだと思ってたな。」

★「20年くらいそういうイメージで生きてきたから、さすがに理想の未来を思い描くのは難しい。」

☆「それもあるけど、現状だよ。休日は良い。でも平日がつまらな過ぎる!」

★「今年から毎日2時間以上残業だからね。遊ぶのは難しいし、疲労も増える。」

☆「平日の楽しみ方って、何かないかな?」

★「社会人だから、平日はほとんど仕事で終わりってのが普通だよ。今までが自由過ぎたんだ。」

☆「昔は彼女と一緒にお風呂入ったり、Hしたりゲームしたり、楽しかったなー。」

★「何年前の話だよ。」

☆「そうでなくても、スロで一喜一憂して、お金稼いでたよね。」

★「スロは、やりたくないからやめたんじゃん。」

☆「今の俺らには何がある?」

★「平日は仕事と起業準備。勉強と研究、かな。週末は、それなりに遊んで楽しんでる。」

☆「勉強と研究は、それなりに楽しいよ。イベントスタッフも。でも何なのこの寂しさは。」

★「最初は、ライン沢山来たり予定が埋まることで満たされてたけど、最近はそうでもないね。」

☆「虚無感の正体は、人が原因じゃなくて、夢に向かって進んでないから、だったよね。」

★「今直面してるのは、虚無感とはまた違う。閉塞感。」

☆「もうそんなんばっかだな(笑)。わがまま!」

★「ゲームにハマってるオタク達の気持ちがよく分かる。現実より仮想の方がずっと楽しいもん。」

☆「えー!それ言い出したらおしまいだぜ?あれは完全に作り物の世界じゃん。」

★「作り物だからこそ素晴らしい、的な(笑)。ま、冗談だよ。さすがに。」

☆「平日に楽しめる何か、か。社会人として考えた場合、短時間でもできることだよね。」

★「そうだね。更に社会人は他人と集合しにくいから、できれば1人でできること。」

☆「1人でって言っても、例えばネットみたく仮想空間での関わりは?」

★「それだとSNSとかスマホゲーム、オンラインゲームって結論になる。それはダメ。」

☆「ネット系はダメってこと?」

★「ダメっていうか、不健康(笑)。」

☆「平日に楽しめること。勿論お金もかからないようなものだよね?お金がかかるとそんなに毎日できない。」

★「1人でできて、お金がかからない楽しい事、か。ゲームじゃん(笑)。」

☆「だから皆やってるわけで。えー結論ゲーム?もっと良いのちょうだい!」

★「皆って考えると難しいから、とりあえず自分限定で考えてみよう。」

☆「じゃあ、研究と勉強で決まりじゃん。」

★「まぁ、そうだけど。他にもあっていいんじゃない?」

☆「てかそもそも1人でってのが違うんじゃない?誰かと会うのが良いと思う。」

★「早くて20時から。難しいけど、確かに人と会うのは良いかも。」

☆「となると、やっぱり彼女か。」

★「それもあり。でも、彼女だと他の制限ができるし、依存系。」

☆「じゃあやっぱ、好きな仕事するとか?結局、起業準備ってこと?」

★「別に1個じゃなくてもいいんだよ。今日はこれ、明日はこれ、みたいな。」

☆「それです!毎日同じことしない!これは絶対にキーワード!」

★「人と会う日、研究する日、起業準備する日、ゲームする日、って感じか。」

☆「同じことばっかやってたら飽きる。だから、違うことばっかりやるんだ。」

★「なるほど。勉強・研究・コンテンツ制作。これだけじゃ弱いな。」

☆「夢を追うのも良いけど、ただ楽しいだけの何かがあってもいいんじゃない?」

★「ただ楽しいだけ、か。1人じゃ難しいな。」

☆「オシャレして誰かと会って、喋る!それがいい!」

★「表に出るってことか。バイトすれば?(笑)」

☆「何よ?居酒屋?てか32歳でバイトって。」

★「何かあるかもしれない。イベントスタッフのバイトだって、あんなのあるなんて知らなかったし。」

☆「習い事とか?今の経済力と自由度なら、できるね。」

★「時間的に厳しい。20時からの習い事なんて、そうないよ。」

☆「やっぱ女だな。平日の夜に会える人。」

★「そればっかだな。色ボケ。」

☆「彼女が欲しい!」

★「結局それか。答え出なかったな(笑)。」

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