大嫌いなアイツ

普段は温厚で気長で、
皆とうまく付き合える俺だけど、
1人だけ、大嫌いな奴がいる。

そいつに対しては怒りの沸点が低く、
すぐ怒っちゃう(笑)。

でも不思議なことに、
どこが嫌いかと考えてみると、
大して何も思い浮かばない。

しいて言うなら、めんどくさい。
価値観や性格が合わない。

という根本的な相性の悪さ。

 

といっても、仲が悪いわけでもない。

大嫌いなのに、仲が悪くなくて、
仲が良い時さえある相手って、
何だか不思議な気分。

表面上じゃなくて、本心からそう思う。

今後一生会えないとしたら、
せいせいする気持ちもあるし、
寂しい気持ちもある。

でもやっぱり、
一生会えなくていいって思う。

何か、こう、うまく言えないけど、
邪魔なんだよね(笑)。

悪意を持って邪魔されてるわけでは、
ないとは思うけど。

 

皆はどう?そういう相手はいない?

友達なんだけど、嫌いで、
でも一緒にいて楽しい気分になれたり、
一緒にいると落ち着く相手。

無理しなくてよくて、素の自分でいれて、
感情的に接してしまう相手。

いないかな?ちょっと想像してみて。

 

そいつの感覚をイメージすると、
友達というよりは、家族に近いかも。

親や兄弟に対しては、
素の自分でいられやすいし、
感情的に接することも多い。

心を許してる相手に対しては、
理性よりも気持ちが前面に出るから、
そんな本当の自分が嫌で、
そいつのことを嫌いになってるのかも。

冷静に考えたら、いつも悪いのは自分で、
でも相手を責めたりするのは、
自分の甘さだと思った。

悪いのは自分なのに、
相手のせいにすることで、
無意識の内に、自分の中には、
罪悪感が形成される。

本当に怒るべき相手は自分なのに、
そんな愚かさを受け止めたり、
認めることができなくて、
結果的に相手を嫌いになる。

それはある意味、思春期の若者らしく、
良い意味での未熟さなのかもしれないけど。

相手を信頼してるからこそ、
自分の甘えが表面化しているとしたら、
相手にとっては、
何て迷惑なことなんだろう。

その証拠に、相手を怒りながらも、
後になって相手をかばっている自分がいる。

 

でも悪いのは本当に自分?

相手も悪いんじゃないの?

そんな堂々巡りは、今も続いている。

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