中学2年生の頃の自分を思い返して、人生の何たるかを知る【あの頃は良かった】

今から24年前、俺は中学2年生で、ちょうど今頃のタイミングで初めて彼女ができた。

告白する前、別に好きじゃなかったけど、そこは性欲バリバリの中2ということもあり、Hしたくて告白に踏み切った記憶があるw

それでもかなりドキドキして、なかなか言い出せなかった自分が初々しい。

 

今まで38年間生きてきて、何回も四季を過ごしてきたけど、なぜか11月の記憶に強く残っているのは、中学2年生の頃。

大人になってからの記憶は薄れているのに、思春期の記憶はいつまでも消えない。

それがどういうメカニズムなのかは分からないけど、若いからこそ記憶力が高かったり、新鮮な気持ちだったり、やっぱりその頃が楽しかったからだと思う。

 

当時付き合った彼女とは、1回カラオケに行って、少し高級な香水をプレゼントした。

カラオケ代は多分1000円ちょっとで、香水代は1万円くらいだったけど、今でも痛い出費額という現状が痛いw

俺の経済的な余裕は、中学2年生と同レベルなのかw

 

まぁその代わり、一人暮らしの部屋や車はあるので、そもそもの生活環境やライフスタイルが違うんだけど、それら全てをひっくるめても、やっぱり中学生時代の方が今より断然楽しかったと思う。

逆に中学生2年生の頃の自分が今の自分を見たら、それなりに人生に絶望するんだろうな。

時代も常識も違いすぎて、そもそも理解できないことも沢山あると思う。

 

「もしあの頃に戻れたら」なんて考えてしまうのは、今が充実してないせいかもしれない。

学生も社会人も、ある程度同じようなルーティンを繰り返すけど、学生時代は友達と過ごす時間や自由な時間が多いから、結構色んなことが起きて楽しかった。

毎日何十人もの友達と過ごす時間は、当時は当たり前だったけど、今となっては凄く贅沢な時間だったと思う。

 

恋愛に関しては、彼女の肩に手を回したり、キスしたり、手を繋ぐだけで一世一代の出来事になったw

週末に友達の家に泊まって、近くのコンビニでお弁当を買って食べて、ただひたすら喋ってたなぁ。

まだ子供だけど、どこか大人びたところもあって、背伸びしていた時期でもある。

ノリで茶髪に染めたけど、帰宅して親に見られた直後に黒く染め直されたのを覚えてる。

そこは何か、特に逆らうこともなく、笑いながら黒髪に戻してたっけ。

それを月曜日に友達に話して、みんなで一緒にバカ笑いしてたかも。

 

今、ベッドに寝そべりながら見上げる天井や、茶色く光る電灯は、あの頃とあまり変わらない。

当時は、壁に大好きなバンドのポスターを貼っていたけど、今は金魚水槽が立ち並んでいる。

 

今となっては、直接関わる人は随分少なくなった。

笑顔でいる人もあまり見かけないし、自分自身もあまり笑わなくなった。

感情の起伏が穏やかになり、理性で考えることだらけ。

夢を追いかけてる反面、既に人生を引退したかのような感覚もある。

 

今気づいたけど、38歳という年齢は、当時14歳だった自分の父親と同じ年齢だ。

しかも父親は翌年、電気工事屋として独立開業した。

その事業は今も続いているけど、変な因果を感じる。

無意識のうちに、子供は親の影響を強く受けているのかもしれない。

 

どうあがいたところで、過去には戻れないし、あの頃と同じ状況を作り出したとしても、あの時のようには過ごせない。

俺たちは、中年のおじさんやおばさんになったんだ。

当たり前だけど、中学2年生の子供とは違う。

 

でも違うからこそ、今だからこそできることも沢山ある。

順調に生きていけば、まだまだ人生は続いていく。

38歳の俺が14歳の頃の自分を思い返しているように、数年先の自分が今を振り返る時もある。

それが24年後だとすると、62歳か。

なりたくねーw

 

でも「あの頃は良かった」と思えることも、凄く幸せなことかもしれない。

「今までの人生、ずっとロクなことなかった」と思うよりよっぽど良い。

 

そして未来は、今この瞬間から創られている。

62歳の自分は、どんな自分だ?

何を成し遂げて、何を諦めた?

後悔してることはあるか?

38歳の自分に戻れるとしたら、何がしたい?

 

未来の自分の気持ちなんて分かるわけないから、今の俺が中2の頃の自分を思い出して、「あの頃は良かった」と思ってる感覚と同じかそれ以上の感情が蘇る、素晴らしい今を過ごしていこう。

人生は一度しかないし、過去には戻れないし、自分は自分のものなんだから。

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