独立してから約半年経ったけど、色々考えた末にまた会社員として働くことにした。
独立状態を継続することは今でも可能だし、会社勤めしてる状態よりも独立している状態の方が先に進んでると思う人も多いかもしれないけど、実際はそんなことない。
なぜこの考えに至ったのかを、このブログに書き記しておく。
まず、フリーランスとして独立している状態といっても、様々な状況がある。
会社員の場合、業種によって仕事内容は全然違うし、同じ業種でも会社によって待遇や人間関係も全然違う。
それと同じで、一言で独立してると言っても様々なパターンや状況がある。
そして俺が目指していた独立とは、「自由に好きなことを楽しみながら生きていく」ことだった。
この目標は絶対的な正解だと思っていたけど、実際に独立してみて、少し違うことに気づいた。
その理由は、独立している以上、「稼がなきゃいけない」という半強迫的な概念が常につきまとってくるから。
例えば、自分が作りたい動画があったとしても、視聴回数が伸びない可能性が高ければ、作るのをやめる、みたいな感じ。
果たしてそれは「自由に好きなことを楽しみながら生きている」と言えるのだろうか?
この仕事とお金の繋がりは、切っても切れない関係にあると思う。
だからこそ、自由に好きなことを楽しみながら生きていくことは、とても難しい。
しかし仮に、収益を度外視して好きな活動ばかりしたとしよう。
あくまで予想だけど、例えばYouTubeで公開する動画がどれも10万回以上再生され、それだけで月収30万円以上になったとしても、あんまり面白くないと思った。
もちろん、自分が作った作品が大きな収益を生み出すのは嬉しい。
でもそれだけじゃダメなんだよね。
それはシンプルに、今のライフスタイルがつまらないからだと思う。
つまらないからやめる。それは当然のこと。
つまらないと思うのは、最初はくだらないクライアントワークのせいだと思ってた。
クライアントワークは根本的には会社勤めと同じで、誰かに指示された仕事をこなして報酬を得るから、そりゃつまらないに決まってる。
それに直近の問題として、3ヶ月以上も報酬を支払わないクライアントがいて、その未収金を回収するために約2週間の間、法的措置の準備や交渉などに多くの時間や労力を費やした。
ただ報酬を受け取るだけでこんなに苦労するのは、会社勤めや自作コンテンツ制作ではありえなかっただろう。
しかし、今はもう解決したし、これからはクライアントワークをしないと決めたので、これらの問題は今後発生しない。
それでも俺は、今のライフスタイルがつまらないと思った。
それは多分、影響の範囲が小さすぎるからだと思う。
結局やってもやらなくても、自分を含めた小さい範囲にしか影響がないから、やる気が高まらないんだと思う。
つまり広い範囲に大きな影響を与えることができれば、楽しいライフスタイルになると思う。
そしてそのための構想は、既に自分の中にある。
でもそれを実現させるためにはどう考えても、収益を犠牲にしながら多くの時間と労力を費やさなければいけない。
その道を選ぶなら、自由時間を削ってでも安定した収益源が必要であり、独立をやめて会社員として働く道が正解になる。
いつ何が起こるか分からないし、続けてきたことが報われるかどうかも分からない。
どんな仕事でもお金との関係は切れないし、自由だからこそつまらないこともある。
それらを全部ひっくるめて、結果的に自分を含めた多くの人たちにとって、良い影響を最大化していきたい。
具体的には作品を通じて、笑いや希望、感動などの良い感情を最大化していきたい。
それが叶うなら、働き方や仕事内容は何だって良いのかもしれない。
今回の半年間にわたる独立では、色んなことを学べたし、余分なものを削ぎ落とすこともできた結果、自分を知り、進むべき道が明確になった。
特にクライアントワークを切り捨てるという方針は、これからの活動を大きく変えていくだろう。
会社勤めしながらフリーランス活動を続けるスタイルは、はたから見たら独立前の状態に戻るように見えるけど、実際は「強くてニューゲーム」みたいな形になる。
だから個人的にはワクワクと希望が大きいし、かなり前向きな決断。
常に「半年前の自分は何てバカなことを考えていたんだ」と思えるくらい進化し続けているので、このままどんどん成長して、遥か遠いゴールを目指していくぞ!