トレードオフ

俺達が生きてる現実世界において、
物事全ては、トレードオフだと思う。

何かと引き換えに、何かを得ている。

時間も、お金も、物も者も。

何かをすれば、何かができない。

何かを買えば、何かを買えなくなる。

何かを使えば、何かを使わなくなる。

誰かと一緒にいれば、
誰かと一緒にいられない。

そんな風に、全ての物事は、
常にトレードオフで成り立ってる。

人は欲張りだから、
何もかもを手に入れたがるけど。

生きるということは、
常にトレードオフの選択の連続。

何かを失い、何かを得る連続。

そんな当たり前のことを意識すると、
本当に大切なものが見えてくる。

 

トレードオフと言っても、
工夫して効率良く、
色んなものを手に入れることもできる。

例えば、会社の近くに住めば、
交通費と通勤時間の両方を、
少なくすることができる。

友達と飲む場に、恋人を連れて行けば、
友達と恋人の両方と一緒にいられる。

ただ、これらの場合も例外なく、
トレードオフは成立してる。

会社の近くに住むと、
会社の近く以外に住めない。

友達と恋人と一緒に遊べば、
友達となら言えることや、
恋人になら言えることを、
言えなくなったりする。

こんな風に、考えたらキリがない。

 

本当はしたいことがあるのに、
行動に移せなかったり。

本当は欲しいものがあるのに、
手に入れようとしない。

それらの原因は、トレードオフを無視して、
あれもこれも両立させようとするから。

お金は稼ぎたいけど、
労働時間は短くしたいとか。

海外旅行に行きたいけど、
お金は使いたくないとか。

好きな物を食べたいけど、
痩せたいとかね。

だから人は、それらのわがままが、
楽に両立できる話に、
注目して飛びついたりする。

でも、そろそろ気づくべき。

楽に両立できることなんて、
実際は存在しないことに。

様々なダイエット方法が、
生まれては消え、また生まれるように。

内容は変われど、本質的な面では、
楽に両立できる方法として、
見せかけているだけ。

痩せたかったら、食事制限をして、
無酸素運動と有酸素運動を組み合わせる。

方法自体は、こんなに簡単だ。

でもしないのは、その方法がキツイから。

キツイから頑張れない。続かない。
だから痩せない。

何も支払わないから、何も得られない。

買い物と一緒だ。

 

現状に不満を抱えていて、
手に入れたい何かがあるのなら、
迷わず何かを捨てよう。

捨てた先に、得られるチャンスがある。

まずは最初に、代償を支払うんだ。

世の中全ての物事は、
トレードオフで成り立ってるから。

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