田舎には田舎ならではの行事もある。
お茶摘みや稲刈り、
その地域独特の祭りとかね。
夏なら、バーベキューとか、
キャンプ地としての需要がある。
そんな感じで一時的に、
人を集めることは可能だけど、
住むとなると難しい。
家賃が安いとか、静かだとか、
利点があまりに少ないから。
逆に、移動時間がかかるからとか、
周りにお店がないとか、
不便極まりないことは多い。
お年寄りの場合は特に、
何かあった時に、病院が遠いし。
考えるまでもなく、田舎に住むことは、
メリットが少なく、デメリットが多い。
子供がいる家族は、通う学校がないから、
この田舎には住めない。
ひとり暮らしをしたい人も、
アパートがないから住めない。
結局この田舎に住めるのは、
元々住んでたお年寄りだけ。
でも、そんなお年寄り達も、
いつかは亡くなる。
その時この地は、誰もいなくなるのか。
完全なゴーストタウンになるのか。
可能性としては、子供が社会人になって、
自由度が増した親世代が、
家を継ぐ為に戻ってくるかも。
例えば、定年退職後とかにね。
それでも、ほとんどの人は、
戻って来ないと思うけど。
そう遠くない未来でこの地は、
忘れ去られた地として、
ただ朽ち果てていく運命なのかな。
この問題を、どうにかしようって
思ってる人は、どれだけいるだろう。
それとも、大して問題にしてないのか。
人口が都市部に集中すれば、
生活に困る人は少ないけど。
自分さえ良ければいいって雰囲気が、
何となく気にいらない。
利便性を追求した結果、
見向きもされない人達や、
場所があることを、忘れないで。
子供のいない田舎は、
ゴーストタウン化していく。
それはもう、今更どうしようもない。
現状を覆すのは、非常に難しい。
でも切り捨てることはできない。
でも、可能性と希望はある。
子供のいない田舎だからこその、
有効活用方法はある。
続く。