チャラ男

★「おーい。おにーさーん。」

☆「はいはーい。何か用かい?」

★「この辺にチャラ男がうろついてると聞いたんだけど、あなたのことですか?(笑)」

☆「ノンノンノンノーン!私ではありません。」

★「かわい子ちゃんに囲まれていたのは、あなたですか?」

☆「はい、それは私です。・・・って、何これ?(笑)どうかしたのか?」

★「さて、ここで問題です。1人の人を一途に純粋に好きになるのと、可愛い子を次から次へとたぶらかすのと、どっちが青春でしょーか?」

☆「む、難しい問題だな・・・。」

★「難しくないわ!考えるまでもないだろ?!」

☆「純愛が青春なのか?本能と感情の赴くままに突き進む方が青春じゃない?(笑)」

★「純愛が青春です。チャラいのなんて青春とは認めない!」

☆「いやいやいやいや。そりゃ、浮気とかしたらチャラいってなるけどさ。今フリーじゃん。だから誰と何しようが自由じゃない?むしろチャンスを自ら掴み取ろうとしてると言うか、可能性を広げる為に行動してる感じ!だからこれが青春!」

★「へー。フリーなんだー。彼女いないんだー?」

☆「とぅっとぅるぅー♪」

★「まったく・・。じゃあ今日のお題は、どこからが恋人か?について話を進めていこう。」

☆「最近、恋愛ネタ多くね?恋しちゃったんだ?(笑)」

★「友達の友達とか、ちゃんとした出会い方した人にはやたらモテるからね!(笑)そりゃ、恋愛のことも考えるよ。」

☆「恋は押しの一手よ!突撃あるのみ!」

★「あちこち押さないでね(笑)。で?どこからが恋人?」

☆「お互い好き同士で、告白してOKもらったら恋人じゃね?単純に。」

★「それは確実に恋人だね。じゃあ、片方は好きじゃないのにOKした場合は?」

☆「許可したからには恋人だろ。」

★「んー。それはどうかな?表向きは付き合ってても、本当の意味では付き合ってるって言えないんじゃないかなぁ?」

☆「真面目か!まぁ、付き合うってのも口約束だからな。結婚みたいに証明できるものがあるわけでもないし。」

★「話変わるけどさ、最近よく「付き合って」って言ってるよなお前。」

☆「冗談っぽく言ってるから、誰も本気にしてないってー(笑)。」

★「冗談で言っていいことと悪いことがあるよ。本気にされたらどうするの?」

☆「ならないならない。」

★「人を大事にできない奴に青春はできないよ。」

☆「心から楽しいと思えることをやることは、良いことだ。自分を抑えつけて生きてくなんて、まっぴらごめんだね!」

★「そういうのを自己中っていうんだよ。難しいけど、好きな事をやるのと自分勝手は違う。自分勝手なことばっかやってると、孤独になるよ。」

☆「代わりなんていくらでもいるから大丈夫。」

★「最低。人を何だと思ってる。」

☆「この人じゃなきゃダメなんてことないんだよ。どんなに好きな人と別れても、必ず次の新しい恋ができる。世の中には、可愛くて性格の良い子が沢山いる。だからこそ、色んな女の子と知り合って、可能性を広げていくべきだ。」

★「そういう考え方をする奴のことを、チャラ男って言うんだよ。もう30歳を越えたっていうのに・・。」

☆「そういう風に、世間一般的論を持ち出すのって良くないぜ。人それぞれの考えや感情を尊重するべきだ。」

★「じゃあ、チャラ男として生きていくってことでいい?」

☆「そんなことは言ってない。ちゃんと好きな人ができて付き合えれば、その人だけになる。それまでは、可能性を広げていきたいだけだ。」

★「そう。でも現状は難しいんじゃない?こんなに沢山の女の子と関わってる状況なんて今までなかったからさ。いつまでも定まらないような気がする。」

☆「あーうるさーい!!今日はここまで!終了!」

★「こら!逃げんなー!」

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