☆「ふふふ。あっちでもこっちでも、世は有象無象の乱戦状態だな!」

★「・・・」

☆「何かモテるし。スケジュールも良い感じに埋まって良かったな兄弟!」

★「んー。」

☆「どうしたんだよー。元気ないなぁ。てか機嫌悪い?(笑)」

★「あのさー。お前、人の気持ち、ちゃんと考えてる?」

☆(うわ・・。説教が始まる雰囲気。本当に機嫌悪いなこいつ。)

★「楽しいのは良いけどさ。人の気持ちを無視し過ぎてない?」

☆「そーかなー。てか人の気持ちなんて分かんないし。考えるだけ無駄じゃね?」

★「無駄じゃないよ。人の気持ちを読み取れって意味じゃなくて、思いやれって意味。」

☆「そんなのは、仲良しな人に対してだけでいいの!」

★「考えてもみなよ。お前は遊びのつもりでも、このままいけば、本気になる相手も出てくる。その時お前はどうするつもり?」

☆「そん時考える。そん時の自分の気持ちや考えによって決める。」

★「またそうやって逃げる。お前はきっと、そういう状況になったら、相手をないがしろにするだろうね。」

☆「そーかもしれませんねー。で?それが何か?」

★「人の気持ちをもてあそんで、自分だけ良い思いしたいってことだよね。」

☆「いや、相手だってその時は楽しいし嬉しいと思うけど。win-winだよ。」

★「お前は、前カノと一緒だな。」

☆「は?何言ってる。」

★「一緒じゃん。自分のことばっか優先して。人の気持ち考えなくて。やりたいことはやるけど、やりたくないことはしない。ね?一緒でしょ?くすくす。」

☆「あのさ、これはお前の為でもあるんだぞ?お前が寂しくないように、虚しくならないように、その為には色んな沢山の人間関係が必要だろ!」

★「あなたの為あなたの為。そのセリフも一緒。あなたの為なんて嘘。あなたの為は、自分の為だよ。人のせいにしないでくれる?」

☆「てめぇ、いい加減にしとけよ。ちょっと機嫌悪くなると近しい人に八つ当たりする癖、悪い癖だぜ。」

★「はいはい。ごめんなさい。」

☆「じゃあ言わせてもらうけどさ、自分が本気で好意を持つ相手だけ関れって言うのか?」

★「違う。広い人間関係を作るのは良いと思う。でも、人の気持ちをないがしろにするような真似はやめろ。」

☆「いちいち細かい奴だな。いいじゃねーか別に!中2以来の完全フリーなんだ。好き勝手やって何が悪い!」

★「楽しけりゃいいのか?自分さえ良ければいいのか?まるで子供だな。くすくす。」

☆「『死の9連休』を回避しかけてるのは、誰のおかげだよ。新しい友達が増えたのは誰のおかげだよ。色んな女の子と楽しい時間を過ごして、満たされてるのは誰のおかげだよ。全部俺のおかげだろうが!」

★「そうだよ。俺が裏に隠れて、お前が表に出ることで、確かに日々は充実してる。このままいけば、もっともっと人間関係は拡大し、更に楽しい充実した日々が訪れるかもね。」

☆「うん!賢い賢い(笑)。分かってるならいいよ(笑)。じゃあこのまま俺に任せとけ!な?」

★「でもそれは最善手じゃない気がする。とても浅はかで、表面上だけ取り繕ったもの。それは、青春とは正反対だよ。仲間と一緒にやりたいことやってるだけ。感動も思い出もない。」

☆「じゃあ、好意を持てる相手が見つかるまで動かないのか?そんなのいつになるよ?ばっかじゃねーの!お前はいつもそうやって一人で考えて何も動かない。考えてるだけじゃ何も変わらないんだよ!何が正しいとか、間違ってるとか、どうでもいいわ!心のままに自由に行動して何が悪い!法や社会に反してるわけじゃないし、好きに行動した方が楽しいに決まってるだろ!」

★「だからそれが前カノと一緒って言ってんだろ!何であんな奴と同じような考えと行動をするんだよ!何で大嫌いな人間と同じような人間になろうとするんだよ!」

☆「違うし。一緒じゃないし。そもそも前カノは男遊びはしてないし。」

★「人の気持ちを考えずに自分勝手なところは一緒だよ。」

☆「あのさ、勝手な思い込みばっかじゃね?話す気失せるわ。めんどくせ!」

★「・・・」

☆「そんなに構って欲しいかよ!お前はいつもそう。寂しくて構って欲しい時ばっかだだこねやがって!いいよ、じゃあ何人も女用意してやるよ。それでいいだろ?寂しくないだろ?ライン来まくって、スケジュール埋めまくって、常に誰かと繋がっていられれば文句ないよな!?」

★「はぁ・・。バカと話すと疲れる。」

☆「同じく。とりあえずお前は引っ込んでろ。邪魔だ。お前が表に出てくると、ロクなことにならない。」

★「同じく。お前に任せていたら、ロクな未来にならない。惨劇になるのが目に見えてる。」

☆「ちっ!とりあえず、今週末の城内戦とパーティーは超重要イベントだ。そこに集中しようぜ。」

★「足引っ張らないでね?」

☆「同じく!」