中学二年生と20年後の自分

中学二年生というと、
一般的に自我が芽生え始め、
思春期最盛期に突入する時期。

俺も例外ではなく、
中二からオシャレにこだわり出したり、
遊び始めたり、
本格的に異性を意識し始めた。

当時は、若い十代が華で、
二十代中盤までは、
好き放題やりたいことやり尽くして、
その後結婚したら、家族の為に、
その後の人生を捧げようと思ってた。

大学に進学するつもりなかったから、
高校卒業が青春の終わりだと思ってた。

 

幸せ

 

そんな中二から20年経過した現在。

学生時代によく聴いていた曲を、
今になってまた聴いてみると、
当時の記憶や感覚が、微かに蘇ってくる。

中二当時の自分からしたら、
あらゆることが予想外で、
期待してたことや夢見てたことは、
何一つ実現できていない。

 

学生は、親が生活の保証をしてくれる。

多くの友達とは週5日以上会えるし、
好きなことをする時間も沢山あった。

好きなことと言っても、
しょうもないことが多かったけど。

凄く楽しくて、
かけがえのない想い出になった。

何年も先のことなんてほとんど考えなくて、
今その瞬間を生きていた。

 

でも今の自分はどうだろう。

生活面は全て自己責任で、
経済的なことばかり気にしてる。

何年も後のことばかり考えてる。

友達の数も随分減ったし、
プライベートの時間も多くはない。

30歳を越えたリア充は、
世間的には否定されることもある。

いい歳して・・てな感じでね。

 

色んな可能性や希望が、
少しずつ少なくなっていく。

もちろん、どんどん歳を取って、
人生の終わりが近づいていく。

年齢を重ねることに対して、
悲観的になる人は多い。

だからこそ皆、昔の若かりし頃を羨む。

 

 

ただし、良い意味での予想外もある。

30代になっても青春できていることと、
夢を追い続けていること。

中二の頃は、30歳を越えたら、
もう人生は終わりって思ってたから(笑)。

もうすぐ34歳になっちゃうけど、
人生、まだまだ悪くない。

中二の頃にはできなかったこと、
許されなかったことが、
今だからこそできたり、
許されたりすることもある。

今の自分は、中二の自分から見たら、
なりたくはない大人だろうけど。

まだ、人生は続いていく。

逆転は可能なんだ。

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