上手に生きるなんて無理

大人が青春できない理由は、
分かってるだけでも沢山ある。

その中の1つが、
本当の自分を偽って隠して、
見失ってしまうこと。

 

十代・学生時代は、
素直でありのままでいやすい。

若さゆえの様々な自由が許されている。

でも、大人になると状況は一変する。

許されないことが増えるし、
様々な自由が失われてしまう。

義務とか責任の範囲も拡がる。

誰かと同調することも増えるし、
自分の意見も言いにくくなる。

正しいか正しくないかも、
自分じゃなくて他人が決めたり、
押し付けられる時も多い。

自由な時間も少なくて、
やりたくてもできないことが増えて、
いつの間にか情熱さえも冷めていく。

だから大人は、
つまらない顔してる人が多い。

十代は大人になることを嫌がる。

あんな風になりたくはないと思いながら、
いつの間にかそんな大人になっていき、
未来に絶望を見る。

 

そうなってしまう理由は、
上手に生きようとするから。

上手に生きるということは、
周りとのトラブルを避けたり、
安定を求めたり、批判を避けたり、
多数派でいようとすること。

自分と違うものは、否定して拒絶する。

その方が安心するし、納得できるから。

そして、常識も重視する。

「普通はこうだから」とか言って、
常識からはみ出すことを嫌い、否定する。

我慢したり自分を押し殺すことが、
美徳で素晴らしくて、
「頑張ってるね」「偉いね」って評価する。

だって、自分もそうして生きてきたから。

したいことよりするべきこと、
好きなことより嫌いなことを、
無理矢理選んで生きてきた自分を、
自分自身が認めてあげたいから。

 

でもね、そういう上手な生き方は、
本当の自分が少しでも残っていたら、
将来、絶対に後悔する。

自分自身の人生を、
自分らしく生きられなかったことに。

 

続く。

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