子供のいない田舎2

田舎には田舎ならではの行事もある。

お茶摘みや稲刈り、
その地域独特の祭りとかね。

夏なら、バーベキューとか、
キャンプ地としての需要がある。

そんな感じで一時的に、
人を集めることは可能だけど、
住むとなると難しい。

家賃が安いとか、静かだとか、
利点があまりに少ないから。

逆に、移動時間がかかるからとか、
周りにお店がないとか、
不便極まりないことは多い。

お年寄りの場合は特に、
何かあった時に、病院が遠いし。

考えるまでもなく、田舎に住むことは、
メリットが少なく、デメリットが多い。

 

子供がいる家族は、通う学校がないから、
この田舎には住めない。

ひとり暮らしをしたい人も、
アパートがないから住めない。

結局この田舎に住めるのは、
元々住んでたお年寄りだけ。

でも、そんなお年寄り達も、
いつかは亡くなる。

その時この地は、誰もいなくなるのか。

完全なゴーストタウンになるのか。

 

可能性としては、子供が社会人になって、
自由度が増した親世代が、
家を継ぐ為に戻ってくるかも。

例えば、定年退職後とかにね。

それでも、ほとんどの人は、
戻って来ないと思うけど。

そう遠くない未来でこの地は、
忘れ去られた地として、
ただ朽ち果てていく運命なのかな。

 

この問題を、どうにかしようって
思ってる人は、どれだけいるだろう。

それとも、大して問題にしてないのか。

人口が都市部に集中すれば、
生活に困る人は少ないけど。

自分さえ良ければいいって雰囲気が、
何となく気にいらない。

利便性を追求した結果、
見向きもされない人達や、
場所があることを、忘れないで。

 

子供のいない田舎は、
ゴーストタウン化していく。

それはもう、今更どうしようもない。

現状を覆すのは、非常に難しい。

でも切り捨てることはできない。

でも、可能性と希望はある。

子供のいない田舎だからこその、
有効活用方法はある。

 

続く。

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